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唐招提寺2010プロジェクトについて

唐招提寺2010プロジェクトについて

奈良だより

奈良だより
☆唐招提寺金堂立柱式が行われました。
3月11日(金)に唐招提寺金堂立柱式が盛大に行われました。
お客様は、なんと800人。第一部では東儀秀樹さんが雅楽の奉納を行い、谷村新司さんに祝辞をいただきました。
第二部は、「シルクロードに興ず」と題してイタリア、ギリシャ、トルコ、イラン、中国(新疆ウイグル)の民族舞踊と音楽、そして、「TOGI+BAO」の雅楽と中国民族音楽のコラボレーションで「国宝鑑真和上展」のテーマ曲である「蒼き海の道」他3曲が演奏されました。

☆鑑真和上、住み慣れた我が家へ
雪が舞い降りる中、上野の東京国立博物館で開催されていた唐招提寺展で展示されていた「東山魁夷障壁画」が唐招提寺へ無事戻って参りました。
「山雲」は、赤坂の老舗「岡村多門堂」さんの若旦那が、「障壁画」は京都の老舗「岡墨光堂」の若旦那が陣頭指揮をとり、御影堂へ納められました。
和上さんも心なしかうれしそう!いつもどおりの穏やかな笑みを湛えておられました。
それにしても、御影堂での返却作業は、寒かった!
だって、雪の中ですから。日本通運関西の大崎チーフも「鼻水やよだれをたらさないように!」と朝礼で訓示。よだれって…と疑問を持ちながら、御影堂にいると寒さのあまり、口が閉じなくなる。ほんとだったのね。唐招提寺で凍傷なんて…しゃれにならない。

☆盧舎那仏も長旅を終えて。
出発時間、朝の3時。特別仕様のトレーラーで奈良へ向かう。名古屋周辺の工事や関が原の雪も無事突破して、予定通り唐招提寺へ戻りました。
たくさんの人が拍手でお出迎え。四天王よろしく、唐招提寺展では大活躍だったMさん、東京国立博物館のK先生、T瀬のおっちゃんも盧舎那仏さんをお守りになりながら、一緒に到着しました。
さすがに、太陽の仏様。盧舎那仏さんがお戻りになったら、太陽も顔をだしてくれた。
これで、唐招提寺展に出品されたすべての寺宝が唐招提寺へ戻りました。盧舎那仏さんは、2009年の落慶法要までゆっくり寺内お休みいただきます。唐招提寺展に来ていただいた40万人のみなさま、本当にありがとう。

☆御影堂のお庭
雪がぱらぱらと降り続く唐招提寺・御影堂の前庭を撮影してきました。寒い中でしたが、紅梅が咲いて、とってもきれい。
夏になれば「けい花」が白くかわいい花を咲かせてくれることでしょう。是非、6月6日の開山忌には唐招提寺へお出かけを。

N美