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#80 和歌山県沼谷2010年3月7日放送
洋服リフォームで思い出を蘇らせる(前編)
(写真) (写真)洋服リフォームの職人2人とデザイナー1人が力を合わせた。
自分達のリフォーム技術やデザイン力で、誰かの役に立ちたい!
今回は、そんな彼らが“タンスの中の思い出の服を蘇らせる”ワンステップ!です。
向かった先は、和歌山県沼谷地区。
住民のほとんどがお年寄りで、お店が一軒もない沼谷にはある悩みがありました。
高齢で針を使うなどの細かい作業が難しくなり、思い出がつまった大切な服が、まさにタンスの肥やしになっていたのです。メンバーは早速、地区の集会所にミシンやアイロンを持ち込み、仕立て屋さんをオープンさせました。
まず、持ち込まれたのは、おじいちゃんのズボンのウエストつめでした。
還暦祝いの旅行に行く時、わざわざ購入した思い出のズボン。
しかし、病気を患い20kg以上痩せ、すっかりブカブカになってしまったというのです。毎日のように寸法直しを行うリフォーム職人には朝飯前の作業です。すぐに、ズボンを仕上げ届けます。すると、メンバーは、思いもよらない言葉をかけられました。
それはあらためて、この地に仕立て屋さんとしてきた意味を深く感じさせられる言葉でした。
さらに、メンバーのもとに凄いものが持ち込まれました。
おばあさんが59年前、自分の結婚式で身に着けた着物の帯でした。
その大切な帯を、リュックにリフォームして欲しいというのです。重いプレッシャーを感じながら、デザイナーとリフォーム職人が協力して作業にあたります。
果たしてメンバーは、思い出のいっぱい詰った帯をリフォームして、おばあさんに喜んで貰える事ができるのでしょうか?