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#6 長崎県佐世保市宇久町2008年8月10日放送
(写真) (写真)五島列島の北端に浮かぶ宇久島(長崎県佐世保市宇久町)では、過疎化による島民の激減で、およそ820年も続く「八阪神社 祇園祭」に存続の危機。準備のための人手も、神輿の担ぎ手も不足していたのです。
そこで、祭りを手伝おうと、5人の若者が宇久島にやって来ました。
自分たちが神輿を担ぐだけで、果たして宇久島のお祭りは存続できるのか?
彼らの出した結論は、祭りのチラシ配り。手作りのチラシ400枚を、未来の担ぎ手となる小学生に配り、祭りの存続を図ろうというアイデアです。
そして、メンバーの一人は、たまたま宇久島に帰省していた若者に、祭りへの参加を促します。島を離れた人々も、この時だけは戻って、手伝ってくれれば、貴重な人手となります。
7月12日午後5時。いよいよ神輿のスタートです。
昨年は担ぎ手不足により、神輿を台車に載せて回ることとなってしまいましたが、果たして今年は担ぎ手が十分集まったのでしょうか?
「過疎」という、現代を象徴する社会問題に向き合うこととなった若者たち。
長い歴史に根ざした文化や風習が廃れつつある昨今にあっても、心のよりどころとして、伝統の祭りを守り続けようとする宇久島の人々。
古きよき日本の心を絶やさないため、今、私たちに何ができるのか?