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過去の放送内容トップ > バックナンバー一覧 > #26 愛媛県八幡浜市

#26 愛媛県八幡浜市2009年1月11日放送

期限迫る!ミカン収穫(前篇)

(写真) (写真)

宇和海に面した愛媛県八幡浜市では、石を積み上げた温州みかんの段々畑が、目前に迫るリアス式海岸を縁取るかのように、長く、高く連なっています。ここでとれる甘さと酸味のバランスがとれた美味しいミカンは、直射日光、海、そして白い石積みからの照り返しと言う、「三つの太陽光」に育まれたと、地元の方々は言います。

八幡浜市の真穴地区(八幡浜市穴井)には200軒の農家があり、人気の高いブランドミカンを作っています。ここでは11月末に収穫の最盛期を迎えていましたが、高齢者や後継ぎがいない農家も多く、人手不足が問題になっていました。

そして、今年に限ってはさらなる問題にぶつかっていたのです。長雨のせいで収穫がすっかり遅れていました。ミカンは濡れたまま収穫すると腐りやすくなるため、ちょっとした雨でも作業を中止しなければなりません。それなのに、わずか10日ほどで収穫しなければ、質が落ちてしまう品種もあるというのです。

そこで4人の若者が、最も収穫作業に困っている、石田家の畑を手伝いに向かいました。実は石田さん夫妻、3日後に法事を控えていたので、今年はもう全部のミカンを収穫することは諦めていたのです。畑に残っているミカンは、ダンボール大のコンテナ600箱分、1200kgほどにも上ります。わずか3日間で、彼らはどれほど石田さんの力になれるでしょうか。