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TBSテレビ『屋上のあるアパート』

3月21日(月・祝)よる9時放送

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会見レポート

質疑応答

Q.阿川さんと長澤さんに。お互いの第一印象は?

阿川:初めてお会いしたのは、私が連載している週刊誌のインタビューのゲストに来て下さった時。かわいいし、足長いし、隣で一緒に写真撮るのも恥ずかしいくらいかっこいい。でも話してみると結構ケラケラ笑ってくれたり、(隣の長澤さんを見て)こんな感じだったんですよ。でしばらくしたら、長澤さんのラジオ番組のゲストに呼んで下さった。「嫌われてない感じ?」とおばさんとしては妙に嬉しくて調子に乗ったのを覚えています(笑)。
それで今回このドラマの役を長澤さんがやってくださると聞いて、「長澤さんは、阿川さんの本すごい好きらしいですよ」と聞いて「うそだぁ」と、未だに疑ってるんです。正直なところを教えていただきたい(笑)。
私にとって長澤さんが演じる役のイメージは、いろんな意味で暗い、つらい部分の多い女の子。妹役も多いイメージが、このドラマではビックリ、ひっくり返ります(笑)。弟に蹴りを入れる時の勢いとかね、こんないろんな顔があったのか?すごいぞ、という感じ。暗いのも明るいのも大人っぽいのもどんどん演じていただくのは楽しいことですが、新たなまさみさんの地の表情、豊かな表情がこのドラマではいっぱい出ています。

長澤:もともと阿川さんの週刊誌の連載がすごい好きで、実は10代の頃からそこだけを読むために買ったり立ち読みしたりしていました。毎回いろんな人がゲストに来ているんですが、ある俳優さんがゲストで出ていた時、私自身このお仕事で自分の言葉で話す際に緊張したり自分らしく話せないことが、すごく歯がゆかった時だったんです。そしたらその俳優さんがずっとつまらなそうにしていたのに、最後に「今回の取材楽しかったです」と言っていたと書かれていて、「人の感じ方・人の感情の出し方は十人十色なんだな」と阿川さんが最後のコラムに書かれていたことに共感したというか、「あ、こういう風に感じてくれる人もいるんだ」と感動したんです。私は不器用な方ですが、少しずつ自分らしさを出していければいいのかなと思えてきて、すごくその言葉に勇気づけられました。
それから阿川さんのことが大好きになり、阿川さんのいろんな作品を読ませてもらっているんですけど…そうですね、話を戻しますと、第一印象は、エッセイや小説の阿川さん節、明るくて清潔感があって、一緒にいるとこっちまで幸せになれるオーラが、思った通りというかやっぱり好きだなと思ったのを覚えています。

Q.長澤さんへ質問。役の麻子に共感できるなとか、ここは違うとかいう部分はどんなところでしょうか?また演じる上で役作りは何かされましたか?

結構流されやすいのは麻子と一緒かなと思います。毎日言っていることがコロコロ変わるくらい私も流されやすいですが、柔軟性があるってことかなと前向きにとらえています。麻子を演じる上では、邪悪なところがないというか、素直で純真、だけど本音もポロリと言っちゃうけど嫌味に聞こえない。でもユーモアがある、そんなところを意識しました。

Q.阿川さんと長澤さんに。印象に残ったシーンは?

阿川:物語の中で、長澤さんの表情が本当に豊かだったんです。このドラマが長澤さんにとって最高!と言いたいわけではないんですが、“私が知っている長澤まさみさん”というのは、データの中からはみ出るほどの表情があり、この作品でのお母さんから怒られた時の表情や、食べ物を前にした時の表情は素じゃないかと思ったり、弟に蹴りを入れる時の男の子っぽい表情など、いろんな顔が見られたのがおもしろかったですね。私が言うことではないですが、長澤まさみファンとしては、今後もっと幅広い役、いろんな表情をしてほしいですね。

長澤:親友のゆかちん(芦名星さん)との喧嘩シーンでしょうか。本当に感情をむき出しにしてぶつかれたかな、迫力が出せられたかなと思っていて、すごい好きなシーンです。あとは、出演者の方個性豊かな方なのでどのシーンも画面を見ていて飽きることがないのが、このドラマの印象でした。

Q.長澤さんに。ご自身も一人暮らしということですが、一人暮らしで困ったことはどんなこと?

私は実家を出たのが14歳と早かったので、すぐ一人暮らしではなかったけど、一人の時間はたくさんあって、寂しい思いも、ひとりだから楽しいという思いもたくさんありました。一人で困ることは…う〜ん、ゴミ出しかな(笑)?でもあまりないのかもしれませんね。
ただ、家族で住んでいると家族の温度というのがあって、家族と暮らす中で自分ひとりの部屋にいるのと、一人暮らしの温度って違うんですよね。それは一番寂しいというか…困ることですね。人は一人で生きて行けない気はしますね。

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