2011年10月16日スタート日曜よる9時放送
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胸が熱くなり、涙がポロっとでてしまいました。それを豪華すぎるキャストの皆さんがどのように演じられるのか、すごく楽しみでした。ただ、その中に若手の僕が入ってちゃんと演じられるのかなという不安はありました。
今でも緊張します…。先日、木村さんと柴田さんと香川さんと僕の4人でのシーンがあったのですが、身体全体が震えました。観測隊全員がいるシーンだと緊張も少しほぐれるのですが…。
僕の中では OK だったと (笑)。皆さんがどう思っているのかは分からないので不安ですが…。
極寒のロケ地に滞在していた期間もあり、撮影が普通のドラマよりも長期に渡っていることですね。その分、みんなの距離が近いというか、ひとつの作品を創り上げていこうという気持ちが強いと思います。越冬隊のメンバーにいたっては、何をするにも一緒なんです。緑山スタジオの食堂では、机を4脚くっつけて、全員でご飯を食べるんです。今までそういう経験がなかったので、とても新鮮でした。
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台本を読んだ段階では、コメディとまでは言わないですけど、明るくハッチャケた元気な人なのかなと思っていました。いざ演じてみると “どう演じればいいんだろう?” と、わけが分からなくなってしまって…。緊張もしていましたし悩みましたね。そこで考えたのは、今の自分・山本裕典と犬塚夏男を上手くリンクさせて演じてみようと。大先輩の中にポツンと入って緊張している山本裕典と、「 犬の訓練経験があります 」 とウソをついて南極観測隊に選ばれた犬塚夏男を上手くリンクさせてお芝居をしようと思いました。
犬との撮影は、すごく辛かったです (笑)。実は僕…犬が苦手なんですよ。小さい犬でさえダメなので、樺太犬とのシーンはキツかったです。撮影が進むにつれて慣れてきて、今はカワイイと思えますが…。犬塚も初めは犬が苦手で触れない…という設定だったので、この役はなるべくしてなったなと思っています (笑)。
長かったですね…。犬塚は犬係なので、毎日のように撮影があったので辛かったです (笑)。けれど、夕食を出演者全員で食べにいったり、スタッフさんが美味しいご飯を用意してくださったりしたので、二ヶ月間を乗り切れたと思います。地元の方のバックアップは素晴らしく温かかったです。
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顔をクシャクシャにて泣いたり、ケンカしたり、もの凄くカッコイイですね。僕自身、過去に学園ドラマを何度か経験させていただいているのですが、その原点がこの作品の中にあるような気がしています。みんなで泣いて、みんなで笑って、みんなで助け合って…。僕の演じている犬塚って、視聴者目線の役だと思うんです。視聴者の皆さんが、笑ったり、涙を流したり、怒ったりするであろう場面で、犬塚も同じような気持ちの芝居になっている。僕自身もオンエアが楽しみですし、そうい男たちの姿を視聴者のみなさんに見ていただきたいと思います。
『 南極大陸 』 は、熱くて感動でき、そして勇気が出る作品になっています。この熱さを、この想いを早く視聴者の方に届けたいと思いながら一生懸命撮影を行いました。必ず楽しんでいただける作品になっていますので、一話、一話見逃さず、『 南極大陸 』 の世界観にどっぷりつかって観ていただければと思います。