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【第26話】(1999年9月13日放送)


みどころ 宿場で働く娘たちを苦しめる悪。 娘たちが信仰する母子地蔵を隠れキリシタンとでっち上げ、さらに悪事を企むが…

あらすじ黄門さま(佐野浅夫)一行は追分に着いた。
 追分の旅籠では、飯盛女と称して若い女たちが売られて来ては、無理矢理客を取らされていた。貧しい農家の娘たちばかりで、黄門さまは心を痛めた。
 旅籠「湯の花屋」の主人、熊蔵(中田浩二)は十手持ちであることを笠に着て、女たちを安く買い叩き、あこぎな商売をしている。熊蔵は陣屋の手代、平岡陣十郎(津村鷹志)と手を結び、弱い立場の人々を苦しめていた。
 しかし、「湯の花屋」で売れっ子のおせん(佳那晃子)だけは、熊蔵の強引な要求には従わず、娘たちの支えになっていた。あまりにひどい状況にお妙(そめやゆきこ)は黄門さまがすぐ娘たちを助けると期待したが、黄門さまでも簡単には救うことができないと知り、嘆く。黄門さまは悪政に苦しむ人々をなくすためにも、上に立つものがしっかりした政治をしなければならないと、お妙を諭すのだった。
 ところで、平岡と熊蔵は追分に郭を作り、さらにぼろ儲けをしようと企む。そうなると苦しむのは女たちだ。おせんは猛烈に反対する。
 おせんが邪魔になった平岡たちは、おせんたちが信仰してる親子地蔵を、隠れキリシタンのマリア地蔵だとでっち上げ、おせんを捕らえる。
 隠れキリシタンとなれば、当然死罪だ。黄門さまはおせんを救おうとするが…。


【第27話】(1999年9月20日放送)


みどころ 黄門さま一行は松井田で元気のいい渡世人の半次と知り合った。半次は土地のやくざに怪我をさせ、旅に出ていたのだが、恩のある娘が悪者のために難犠していると知り、助けようと帰ってきたのだった。  半熱血漢の半次に好感をもった黄門さまは半次を助け、悪を懲らしめる。

あらすじ黄門さま(佐野浅夫)一行は松井田に到着した。一行は元気のよい渡世人の半次(西山浩司)と知り合う。半次は黄門さまをやくざの大親分だと思い込んでいた。
 松井田の街で、十手持ちの長五郎(長門裕之)の顔を見た半次は、なぜかあわてて逃げ出してしまった。長五郎によると、半次は二年前、土地のやくざ者の伝八(滝譲二)に大怪我をさせていた。伝八は地元の親分鶯屋勝蔵(浜田晃)の子分で、半次に仕返しをしようと待ちかまえているという。
 さて、危険をおかしてまで半次が街に帰ってきたのには、訳があった。旅暮らしの半次が病に倒れた時、手厚く看病してくれたおさよ(重光絵美)という娘が、借金のかたに鶯屋に売られてきたと聞き、助け出して恩を返そうと思ったのだ。
 鶯屋は代官の岩戸官兵衛(岡崎二朗)を後ろ楯に悪事のし放題。娘たちを強引に集めては、つらい仕事をさせていたのだ。
 半次の気持ちを知った長五郎はおさよを身請けしようとするが、鶯屋の用心棒に斬られ怪我を負う。  黄門さま一行も、旅の渡世人を装って鶯屋に乗り込むのだったが…。


【第28話】(1999年10月4日放送)


みどころ 黄門さま一行は伊勢崎へ。黄門さまが出会ったお春は、縁切寺へ駆け込むとこだという。大店に嫁いだお春は、家訓に合わないという夫の太郎吉と喧嘩になり店を飛び出したのだ。  太郎吉も嫁と家訓の狭間で悩んでいた。

あらすじ黄門さま(佐野浅夫)一行は伊勢崎へ。一行は街道でお春(矢部美穂)という若い女と知り合った。お春はこの辺りでは名産の、銘仙という絹織物を扱う大店、境屋の主、太郎吉(佐野圭亮)の嫁だったが、縁切寺へ駆け込むところだという。境屋は藩御用を務める老舗だ。黄門さまは思いとどまるようお春を説得する。
 お春は絵を描くことが好きで、その才能を銘仙に活かしたいと考えていたが、境屋の家訓では嫁が仕事に関わることを禁じていた。家訓に忠実な太郎吉は、お春の望みを聞き入れなかった。それが不満でお春は家を飛び出したのだ。
 ところで、境屋と同業の赤城屋(中村方隆)は藩御用の金看板を狙い、奉行の小野寺金蔵(青山良彦)に賄賂を贈っていた。赤城屋は言葉巧みに太郎吉にも小野寺に賄賂を贈るよう説得する。あまりの強引な手口に太郎吉は淡々承知させられたが、それは家訓には反する行いだった。良心の呵責にさいなまれる太郎吉は、体調を悪くしてしまう。
 さて、お春は黄門さまたちの隙をつき、寺に入ってしまった。黄門さまは太郎吉の具合が悪いことをお春に伝え、お互いの欠点を補いあってこそ、本当の夫婦ではないかたしなめられるのだったが…。


【第29話】(1999年10月11日放送)


みどころ 門さま一行は、行田へ。黄門さまは足袋作りの名人を訪ねる。名人には姉妹の娘がいたが、妹は姉ばかり可愛がると、父に反発していた。父が語ることのなかった姉妹の出生の秘密とは?

あらすじ 黄門さま(佐野浅夫)一行は、行田に到着した。黄門さまは有名な足袋職人、清五郎(日下武史)の仕事を見学することを楽しみにしていた。
 黄門さまが訪ねると長五郎の家では、次女のお久美(森下涼子)が悪い仲間と親しくなり、家にも寄りつかないことが分かった。お久美は父親が、姉のお篠(藤田佳子)ばかり可愛がると、ひがんでいるのだ。  ところで長五郎と足袋問屋の若旦那、新之助(新田純一)は、次席家老の沖津武太夫(鹿内孝)に特別に足袋を作って欲しいと頼まれた。大奥のお局様に献上するために、すぐ取りかかれと、沖津。しかし長五郎は待っている客がたくさんいるからと断った。
 その足袋は商人の加納屋(田畑猛雄)が、大奥の利権を我がものにするために、賄賂として使うものだ。沖津は土地の十手持ち吹上の藤蔵(石橋雅史)を使って長五郎を罠にかける。お久美が大金を盗んだと偽りの罪を着せ、長五郎を脅迫する。
 渋々、沖津の要求に従う長五郎。それでも長五郎に悪態をつくお久美に、お篠は父親と姉妹の知られざる秘密を打ち明けるのだった…


【第30話】(1999年10月18日放送)


みどころ 黄門さま一行は江戸へ帰ってきた。すると、お妙を狙う刺客があらわれる。世継ぎ騒動に乗じて、藩政を我がものにしようと企む悪がいた…。

あらすじ黄門さま(佐野浅夫)一行は無事江戸へ到着した。ところが、不意にお銀(由美かおる)が数人の浪人に襲われる。どうやらお妙(そめやゆきこ)と間違えられたらしい。黄門さまはお妙を水戸藩邸にかくまう。
 お銀、飛猿(野村将希)の調べで、お妙の父、仙石政明(まさあきら・小林勝彦)が治める上田藩の江戸屋敷に、お妙が生きていては困る悪人がいることが分かった。
 上田藩の江戸家老、奈良井主膳(江見俊太郎)が、跡目相続問題に乗じ、藩政を我がものにしようと画策していたのである。それにお妙を利用しようとしたのだが、結局邪魔になり、刺客を差し向けたのだった。  さて、藩邸でじっとしていられないお妙は、八兵衛(高橋元太郎)と共に外出したところを浪人たちに捕らえられてしまう。お妙は毒殺される寸前にお銀に助け出され、難を逃れた。
 奈良井を懲らしめた黄門さまは、正明とお妙、父娘の対面を果たさせる。お妙は姫様として生きるより、松本の娘飛脚に戻りたいと訴える。
 そして、黄門さまは旅の報告をするために、将軍様(長谷川哲夫)を訪ねるのだったが…
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