水戸黄門　第20部

みどころ：

　黄門様の実子である讃岐高松藩主松平頼常が、参勤交代に出府して来ないという大事が起きる。表向きの理由は病気。本当に病気なら病状が心配だし、仮病だったりしたら、藩は取り潰しを免れない。心配している黄門様の耳に、老中筆頭堀田備前守が、お庭番を高松へ潜入させようとしているという噂が入って来た。頼常の病気騒動には隠された裏があると確信した黄門様は、将軍綱吉の許しを得て高松へ向かうことにした。
ご存知の面々に、頼常の娘つまり黄門様には孫に当たる綾姫を加えた一行は、一路高松目指して出発する。波瀾の前途に待つものは、雨か嵐か。暗雲漂う讃岐への道は遠い………。
　という経緯でスタートするが、11回目の放送で一件落着の後は、いつも通りの漫遊記に。
　記念シリーズということで一段とスケールアップしている。

【第20部の特徴】

1. 記念シリーズということで、北海道と沖縄を除く日本全国を廻るルートを組む。放送回数も48回を予定。「水戸黄門」としては初の一年ドラマとなる。
2. これに伴い、ゲストもできるだけ当地出身者を起用する。例えば八代で八代亜紀、長崎で坂上香織、福岡で武田鉄矢といった具合だ。また他にも芦田伸介、泉ピン子、竹脇無我、小林幸子、中条きよし、佐野量子、高島礼子、西村知美、中野良子、相楽晴子、中村玉緒、等々、続々出演した。
3. 「ミス水戸黄門」も彩りを。先に行われた「ミス水戸黄門大募集」で約8,600人の中から選ばれた3人が、まずそれぞれ4 回ずつ出演する。第1〜4回は山下志麻（ミスＮＢＣ）、5〜8回藁谷友紀（ミスＴＵＦ）、9〜12回が横田優花（ミスＴＢＳ）。さらに各局代表のミス水戸黄門たちも単発出演をした。
4. 前述のように第20部は、ご当地タレントのゲスト出演を目玉のひとつにしているためミス水戸黄門たちもそれぞれの出身地（又は出身地近く）に出演させた。なお、1〜11回を一緒に道中する綾姫役には当時アイドル細川直美を起用した。