知恵ぷく!

2014年9月24日(水)

母がしんどい

今日の「知恵ぷく」では、近年表面化してきた母・娘の問題の実態を調査しました。

母が重い・・・
母と娘といえば、これまでまるで姉妹のように仲がいいとか結婚しても友達のような関係、「いい関係」と思われてきましたが、
実は・・・
「キライじゃないけど本当はうまくいっていない」
「正直言って、母親のことを考えるとしんどい」
そんな女性たちが増えているんです。

■原因

(1)少子化により娘との関係がより親密になり、娘は母の所有物という意識が高いこと
(2)母は娘に何を言っても許されると思っていること
(3)高齢化で母親がいつまでも元気すぎること

■“しんどい”母のタイプ

(1)競走馬の騎手タイプ
自分のやり方でないと気が済まず、家事・子育てなど何でも口出しをする。娘が満足していても母は満足せず、キャリアから孫まで全て期待している。しかし、それはあくまで娘自身の欲望と言い張る。

(2)背後霊タイプ
いつでも娘を頼りにして、何よりも自分のことを優先させる。お母さんは弱い存在と訴えることで娘は母を見捨てられず、罪悪感が肥大していく。

(3)白雪姫の母タイプ
口では「幸せになってね」と言いつつ、「お母さんがいないとダメね」と考えているお母さん。娘が幸せになるようなときは「いい気になったらダメよ!」と押さえつける。

(4)女帝と奴隷タイプ
家の中でお母さんが専制君主。みんなお母さんの言いなり、娘はお母さんの標的に・・・しかし、このタイプのお母さんは家庭の外ではいいお母さんとして評価されている。

■しんどい母との4つのOK

(1)親子なので理解しあえると思わなくてOK!
(2)母の幸せに責任を持たなくてOK!
(3)母に直接「距離を置きたい」と伝えてOK!
(4)自分がしんどかったら我慢しなくてOK!

■取材協力

○田房永子 さん  【漫画家】
~著書~
「母がしんどい」   発行:株式会社KADOKAWA
「うちの母ってヘンですか?」  発行:株式会社 秋田書店
「呪詛抜きダイエット」   発行:株式会社 大和書房

○信田さよ子 さん 【カウンセラー】
原宿カウンセリングセンター
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6‐24‐4観世ビル3F
TEL:03-5469-0006
FAX:03-5469-0013
~著書~
「さよなら、お母さん」  発行:株式会社 春秋社
「母が重くてたまらない 墓守娘の嘆き」 発行:株式会社 春秋社