一族大移動！？ アフリカゾウ
アフリカゾウは最大の陸上動物。
アフリカゾウの特徴は大きな耳です。この耳は、体を冷やすために熱を放射する役割を持っていますが、アフリカの暑さは耳の熱の放射だけでは間に合わず、鼻で吸い上げた水を全身にかけたりもします。
長い鼻は匂いをかぎ、呼吸をし、高い声で鳴き、水を飲み、エサをつかむことに使います。細かな筋肉が発達しており、鼻先は2本の指のように機能するのでかなり小さなものまで掴むことができるのです。まさにゾウの鼻は万能ツールと言えるのです。
【解説】
ゾウのエサは植物の根や草、果物、木の皮などです。1日に食べるエサは約140キロ近くにもなります。食欲旺盛なゾウはその体を維持するために、大量の食料や水場を探し求めて、長い距離を移動します。
ゾウのもう一つの特長はその牙。木の皮を剥いだり、オスは、戦いの際にも牙を使います。象牙は人間にとって非常に価値があり、その為、多くのゾウが密猟されているのです。象牙の取引は現在では違法ですが、完全になくなってはおらず、アフリカゾウは絶滅の危機に瀕しているのです。