今回、TBSとWOWOWの共同プロジェクトという大きな企画で、「インファナル・アフェア」という個人的に大ファンである作品のリメイクで、この作品に参加することができて非常に嬉しく思っています。この役は日本では自分(西島秀俊)しか出来ない、と信じて、強い気持ちを持って、全身全霊を込めて演技しました。オリジナルを知らない方ももちろん知っている方からも、(期待される演技の)ハードルが高くなっていると思いますが、オリジナルのファンの方にも絶対に楽しんでいただける作品が出来たと確信しています。ぜひ楽しみにしてください。
個人的にオリジナル作品の大ファンだったので、しかもこの(潜入捜査官の)役のファンだったので、夢のような話しでした。
香川さんのイメージは昔から一貫して「本気の役者」「演技に対して徹底的に役を作って、全力で演じる方」というイメージで、今回現場で一緒に共演させていただくことで(その思いを)より強く感じることが出来ました。もう少しクールな役にするつもりでしたが、現場で香川さんに引っ張られて、エモーションも高まった演技になって、その意味で自分が想像していた以上に化学変化が起きた作品でした。
「羽住組が素晴らしい」という噂は聞いていたので、ぜひ参加してみたいと思っていたが、実際に参加してみると本当にすごいですね、羽住組は。毎日、全力疾走で42.195km走るような、撮影に全力で向かうスタッフで感動しました。
香川さんは現場を盛り上げる方でしたが、自分の役がこういう役だったのであまり話さないようにしようと思って距離を置いていましたし、香川さんもそれを感じてくださっていて、初めての共演ですごく嬉しかったのですが、敵対する役どころでしたので離れていました。