「さんかれあ」スペシャル!
散華礼弥役の内田真礼さん、降谷千紘役の木村良平さん、左王子蘭子役の矢作紗友里さんのスペシャル対談です。現場の楽しい雰囲気がそのまま感じられる対談です!
──ご自身が演じているキャラクターについて教えてください
木村良平「降谷千紘を演じています木村良平です。千紘は温かい家庭で育った高校生男子なのですが、ちょっと性癖が……。ゾンビが好き。別に異性に興味がないわけではないんですけど、腐っていないとダメという、ちょっと変わった男の子です」
内田真礼「散華礼弥役の内田真礼です。礼弥は箱入り娘と言いますか、ちょっと変わったお嬢様で、家に閉じ込められるような生活をしていた可哀相な女の子です。お嬢様なんだけど、自由がないということで悩んでいます」
矢作紗友里「左王子蘭子役の矢作紗友里です。蘭子は千紘の従姉で、料亭の娘で……」
木村「エロ担当です」
矢作「そう、エロ担当です(笑)。ちょっと"おかしい"千紘のことが子どもの頃から大好きで、甲斐甲斐しくお世話をしているという可愛らしい女の子です!」
──実際に収録してみての感想はいかがですか? 印象の変化などはありますか?
内田「礼弥は、意外と普通の感性を持った子だと思いました。お嬢様ということを強くイメージしていたこともあって、最初はそのあたりをかなり意識した芝居をしていたのですが、回が進むにつれて、意外と普通で、等身大の女の子なんだなって思いました」
木村「礼弥に対する心の距離感のようなところを探りながら演じている感じです。これは今後演じていく中で、さらに変わってくると思います。最初は人間同士として出会ったのが、突然ゾンビになり、さらのその責任を取らなければならない立場になる。こうして、礼弥との関係も徐々に変わっていくので、その変化のひとつひとつをしっかりと考えながら演じていきたいと思っています」
矢作「蘭子は最初からあんな感じなので、演じるにあたってもブレることはないです。お話の中で蘭子の過去回があって、それを観ると、本当に千紘のことが好きなんだなってことがわかるのですが、私としてはちょっとわからないんですよ、千紘のどこがいいのか」
──矢作さん個人としてはあまり千紘には惹かれないですか?
矢作「だって、腐っている女の子が好きなんですよ? 生身だったら、どんなに頑張っても勝てないじゃないですか(笑)」
──内田さん個人としては千紘はいかがですか?
内田「私個人としてはネコのばーぶがすごく可愛くて好きなんですけど、千紘君の髪型ってネコ耳っぽいじゃないですか。なので、そこは可愛いかなって思います」
木村「髪型!?」
矢作「外見?内面じゃないんだ(笑)」
内田「髪型は可愛いですよね(笑)」
──それでは収録現場の雰囲気を教えてください
木村「基本的に、矢作さんが現場のリーダーみたいな感じで……」
矢作「ないです、ないです。ウソです。リーダーは木村さんです」
内田「そうです、木村さんです」
木村「こうやって2人がうまくみんなを盛り上げてくださって……」
内田「どうしたんですか? ちょっと怖いですよ(笑)」
矢作「ウソですよ。今日はウソばっかり言ってます」
木村「僕と(石塚)運昇さんは、それを遠くから笑って見ている感じですね」
矢作「ウソです、ウソです。木村さんがリーダーです!」
──かなり賑やかそうな現場ですが、何かエピソードのようなことはありますか?
内田「自分の持っている変な性癖の話題で盛り上がったことがあります。ちょっとフェチな部分を、みんなで話しました」
木村「どうしても勝てないフェチを、この2人は持っているんですよ」
矢作「それが判明して、そこから、ひとりひとりが告白していくという……」
木村「昼間から何の話をしているんだみたいな感じです(笑)」
内田「でも、今ラジオ(※)で募集していますよ。変な性癖をリスナーの方から。なので、ゲストに来ていただいたら、自分の性癖を話すことになります(笑)」
──『さんかれあ』で気になるところや注目してほしいポイントはありますか?
内田「私は、礼弥のお父さんのおでこにある"点"が気になります。あれは何なんだろうって(笑)。ほくろなのか、書いているのか、お父さんが出てくると気になって、いつもあそこばかり見てしまいます」
木村「俺はいつもばーぶしか見てないからなあ……」
矢作「ばーぶは可愛いです。たしかに可愛い。でも、ほかの子も見てください!」
木村「死んでいても可愛かったなあ」
──木村さんはばーぶ推しということで、矢作さんは?
矢作「やっぱり、エロ担としては、"おっぱい"だよね」
木村「誰のおっぱい?」
矢作「わ・た・し! 私に決まっているじゃない(笑)。誰のおっぱいだと思ったの?」
木村「あと、オンエアを観て気になったのは千紘の部屋ですね。本当に細かいところまで描かれていて、よく見ると面白いものがいっぱいあります」
──細かいところまでゾンビ満載という感じですよね
木村「そうそう。目覚し時計とかフィギュアとか、ポスターとか」
矢作「千紘が観ているゾンビのDVDも面白いですよね」
木村「ちゃんと毎回、展開が違うんだよね。墓場だったり、病院だったり」
矢作「この前、ちょっとラブストーリーっぽいのがあったじゃないですか。そういうところも凝っていると思います」
──ちなみにゾンビ映画やホラー映画ってご覧になりますか?
木村「観ます」
矢作「私も観ます」
内田「私は、テレビで流れていれば観るという感じです」
──積極的にはあまり観ないですか?
内田「ゾンビが出てくるゲームは好きなんですけど、映画はあまり観ないかもしれません」
──では、ご自身がもし死んだら、ゾンビになりたいですか?
木村「嫌です」
内田「私も嫌です」
矢作「土の中に帰りたいです」
──戻ってきたくないですか?
矢作「そのまま眠りたいです(笑)」
内田「ゾンビになって、最後はどこで意識が途切れるのかと思うと嫌になります」
矢作「頭を撃ち抜かれたら終わりだよ。だいたいゲームってそうでしょ(笑)」
内田「そうか……」
矢作「ゾンビになって良いことなんてないと思う。礼弥みたいなのは超……レアだよ(笑)」
内田「千紘君みたいな人がいればゾンビになってもいいかなって思います。普通は絶対に面倒なんか見てくれないですよね。家族でさえも」
──そのほか、作品の見どころなどはありますか?
木村「この3人の距離感もやはり注目ポイントだと思います。礼弥と千紘はもちろんですが、礼弥と蘭子の関係性もどうなっていくのか? 千紘と蘭子の間に初めて別の女の子が入ってきたわけですから、それによって距離感がどのように変化していくのかが楽しみです。ひょっとしたらライバルになるかもしれない礼弥と蘭子の距離感。そこに少し注目していただけると面白いと思います」
──それでは最後に視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします
木村「そろそろ、この作品の一風変わった雰囲気のようなものを感じていただけているのではないかと思います。ここから、それを踏まえたうえでの大きな展開がありますので、ぜひぜひ最後までお付き合いください」
内田「『さんかれあ』には、いろいろと変な人がいっぱい出てきますが、皆さん、ちゃんと付いてきていただけているでしょうか(笑)。シリアスなシーンや考えさせられるシーンもたくさんありますので、涼しい気持ちになりながら、楽しんでいただけたらうれしいです」
矢作「登場人物のひとりひとりが掘り下げられているので、すごくキャラクターの心理がわかりやすいのではないかと思います。礼弥はゾンビですけど、すごく可愛いので、"ゾンビっ娘萌え"を皆さんにも体感していただければと思います。最後まで観てください」
──ありがとうございました