アフレコ現場にお邪魔して、御庭つみき役の大久保留美さん、音無伊御役の岡本信彦さん、春野 姫役の福原香織さん、片瀬真宵役の生天目仁美さん、戌井 榊役の浅沼晋太郎さんにTVアニメ「あっちこっち」の見所やキャラクターの魅力など様々なお話を聞いて来ました。
大久保:つみきは無口であまり感情を表に出さない子なのですが、伊御君が好きで、時々興奮してネコになったりする不思議なキャラクターです。でも、すごくいじらしくて可愛いなと思っています。
ネコ耳が生えるので人間じゃないんじゃないかっていう疑惑が上がっていますが、人間です(笑)。
岡本:音無伊御という名前から分かる通り、すごくおとなしい子で無口で、つみきと一緒にいて、その気持ちを知ってか知らずか……けっこうプレイボーイな発言をすることが多いのですが、彼の性格的に底が知れず、天然でカッコイイ事を言ったりするところが、男の僕から見ても「この人、何か持ってるな」と思います。強い子なんだと思います。
福原:姫は、喋っている途中に顔面から転んじゃうような、まさに天然ドジっ子な女の子です。可愛くて純粋な子で、常識があり、他人に迷惑をかけるような子ではないのですが、すぐに自爆してしまいます。そして、つみきと伊御がイチャイチャしているのを見て興奮しちゃって鼻血を出すんですけれども、自分自身、“鼻血キャラ”を演じるのは初めてなので、鉄分補給しなきゃなと思っています(笑)。あっ気持ち的な意味で、です(笑)。
生天目:真宵は、語尾が「〜じゃよ」という、口調に特徴があるキャラクターです。彼女の普通は他の人の普通とは違うみたいなので、それが面白く映ればいいなと思っています。周囲はともあれ、自分は普通だと思ってやっています。とにかく好きに演じていいと言われました。
浅沼:榊はこの5人の中で一番普通だと思います。つみきは怪力女、伊御は天然ジゴロで、姫は鼻血を出し、真宵はいちばん人間離れしていて、つみきにボコボコにされてもゾンビのように立ち上がるし、口調が「じゃよ」だし、もうこれは最終回まで人間じゃない説を唱えてやろうと思っています(笑)。そんな中、唯一人間である僕のキャラクターが埋もれてしまわないように、気をつけながら巻き込まれていこうと思っております。
大久保:原作にバレンタインのエピソードがあるのですが、それを読んだ時に「この話をやりたいなあ」と思っていたんです。「(TV放送が4月からなので)放送の時期的に無理かな」と思っていたところ、バレンタインデーの近くの収録が丁度そのバレンタインのエピソードの話でしたので、放送時期は外れてしまってますが、バレンタインネタが出来て嬉しかったです。
岡本:癒される雰囲気を持っている作品なので、皆さんに心の中でツッコんでもらいながら、ゆっくりと観ていただければいいなと思います。どの話数がというよりは全体を楽しんでツッコミながら観ていただければうれしいです。
福原:全体的に特に何か大事件が起こるという作品ではないので、まったり楽しんで観ていただければいいなって思います。姫に関しては鼻血の回数が尋常じゃなくて“こんなに出るの!?”という感じなので、1話から数えていただければうれしいです。
生天目:全体的なお話になるんですけれども、つみきちゃんと伊御くんがもうそれはすごい勢いでイチャついているのですが、それが見ていてとても微笑ましいです。(笑)いやらしさっていうよりもカワイイねーっていう「ふふっ」ってこっちが微笑んでしまうようなそういうイチャつきかたなので、見てて楽しいなって思うのが見どころじゃないかと思います。あと真宵に関しては全然関係ないところで一人で色々な事をやっていて、セリフじゃない部分もがんばっているので、観てあげてください。
浅沼:特に何も起こらないっていうことが魅力というのと、伊御とつみきを遠くからからかう他三人の目線が、イヤな感じがしないというか応援している様でもあります。ただ、榊はからかいすぎて殴られたりもしますが・・・。キャスト陣の中で自分は世代が上だからなのか、にぎやかしに徹しながらも微笑ましく見守っています。みなさんも「こういう恋愛したいな」、もしくは、「(その恋愛を)からかう側」なのかどっちかの目線になって観てみると面白いと思います。
大久保:「ツンデレ」や「ニヨニヨ」をテーマに、私がツンデレ女子学生を演じて、福原さんが積極的な彼氏でなど、無茶振りが多いラジオになっています。
福原:ざっくりとしたテーマをもらって、後はアドリブで演技をする、というようなことをやっています。最初ツンツンやってるんだけど、SEが入ったらデレなきゃいけないんです。
浅沼:じゃあ、岡本さんがゲストで来たときは、SEが入ったら“殺し文句”を言うんですね(笑)。
岡本:(笑)。是非ゲストに行ってみたいです。
浅沼:ほのぼのとしたくなくてもしちゃうアニメだと思います。ですので、疲れたなと思ったときやトゲトゲしている時に観て、ほのぼのするのが、このアニメの有効な活用方法だと思います。これからキャラクターも増えていくと思うので、ぜひ応援してください。よろしくお願いします。
生天目:男の子がいっぱい出ててゆるゆるホンワカしてたり、女の子がいっぱい出てて女の子のグループでホンワカしてたりっていう作品が多いと思うんですが、そういう中でこういう男女混合でホンワカしたお話は珍しいんじゃないかなって私は思っております。あと絵がめちゃめちゃ可愛いので、その色使いだったりとかそういうところを楽しみつつ癒されていただけたら嬉しいです。
福原:4コマの原作を上手くミックスしてつなげたみたいなところがあるので、原作ファンの方もどの話が1話で入っているのかなってそういう風に楽しみながら観ていただけると思います。ご飯を食べたりお茶を飲みながら、何も考えずに気楽に見てください。
岡本:皆さんおっしゃられているようにとっても平和な作品でして、内容によってはとっても鼻血などが出てバイオレンスなときもあるんですけど(笑)。でもなぜか平和なんですよね、このギャップというか両立しているこの雰囲気っていうのがとっても好きで、流してるだけでも気分転換になったりすると思うので気軽に観ていただければうれしいです。
大久保:この『あっちこっち』という作品は思わずニヤニヤではなくニヨニヨしてしまうところがたくさんあります。観ている人がすごく微笑ましいなとか、恋を応援したいなと思ってもらったり、本当に人間なのかを考察したり(笑)とってもいろんな面で楽しめる作品になっていると思います。私もオープニングもそしてエンディングをソロで歌わせていただくのも初めてなので、すごく気合が入っています。ぜひぜひ皆さんに楽しんで観ていただければうれしいです。
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