2018.11.25 OA
#59 山下朝史
65歳 野菜農家

一流料理人たちがこぞって注文する“奇跡”の野菜を
パリ郊外の小さな農園で独自の農法により栽培。

大地からのメッセージを受けて
それを紡いで、小さな一編の詩を書く。
その詩のことを“野菜”と呼ぶんです。

毎日毎日大地からのメッセージを受けている。
それをこう紡いで、小さな一編の詩を書く。
その詩のことを野菜と呼ぶんですけども。

その詩をシェフにお届けする。
するとシェフはその詩を読んで
それにふさわしいメロディをのせる。
その歌をレストランに来たお客さんが歌う
っていうイメージで仕事をしているんで。

私が作る野菜は、気立ての良い子に育ってほしい。
綺麗な姿の野菜ができたときが1番うれしい。
その子たちが自分の持っているポテンシャルを
存分に発揮している姿だから。
だから無駄なストレスはかけたくない。
自分たちが育ちたいタイミングで、
のびのびと育ってほしいなっていうふうに思っています。