2018.5.6 OA
#31 鄭 希成
80歳 画家

北京で消えゆく昔ながらの路地「胡同」(フウトン)の
保護を訴えその風景を描き続けている画家。

北京のすべてを描き残したい

一番最初に描いたのは自宅と
自宅周辺の屋敷です

以前は胡同(フウトン)がたくさんありましたが
ほとんど取り壊されてしまいました

自分の個展を開くためではなく
北京の本来の姿を知ってもらうために
描いているんです

本当は絵の中ではなく
この目でずっと胡同(フウトン)を見ていたい

先祖が残してくれた胡同(フウトン)を
これ以上取り壊してはなりません

根付いた文化や暮らし
北京のすべてを描き残しておきたい

子孫たちが目にすることのない北京の姿を
伝えなければならないんです

描き続けますよ