2018.3.14 OA
#23 古屋福男
80歳 納豆職人

日本一高級な納豆を作る秋田県の「二代目福治郎」
60年間、納豆づくりに人生を捧げてきた二代目。

高くてもいいから昔の味をつくろう!
そこが私の頑固だったところ。

うちの先代が始めたんです。
その頃、私はまだ20歳前後。
今から60年くらい前ですね。

暗中模索の中で始めた納豆づくり。
失敗もしたし、色んな事が沢山あったね
今思い出しますけど。
でも失敗があったからこそ、私が今あるんじゃないかな。

絶対忘れねえども、自分が幼いころに食べた納豆。
その時の納豆が旨かったんです。
高くてもいいから昔の味をつくろう!
そこが私の頑固だったところ。
どこまでもそれを貫かなきゃいけねえと。

納豆は生きもんですからね。生きてますから。
子どもと同じだな。孫と同じだなと思って。

息子たちがこんなきつい仕事をよくやってくれるな、
と思います。
それはもう、言葉にならないくらい嬉しいです。