2018.1.10 OA
#14 小林照子
(こばやし てるこ)82歳 美容研究家

日本のメイクアップアーティストの先駆けで、今も現役。
美容研究家として全国を飛び回り、後進の指導のために学校も設立している。

“私"という人生を自分が楽しんでいければイイじゃない

美人願望は20代でやめて欲しい。
人間という素材がピークになっている18歳、
ここまではバランスの良い美人顔を持っている人が得。
ここからみんな、一様に下がっていく。
そのときに「自分」というものを知って、
自分の良さ・魅力・個性を知った上で
「どうなりたいか?」ということをプラスしていく。
これがメイクアップで可能なのです。

自分を縛っている人が凄く多いんです。
「年だから」「私なんて」って。
でも、「私」という人生を自分が楽しんでいければイイじゃない。
メイクをしてあげた人が自分自身を鏡で見たときに
「新しい自分に出会えた」と思ってくれる瞬間が嬉しい。

無駄なことは何も無かった。
例えば今「20代に戻りたい?30代に戻りたい?」と聞かれても
全然戻りたくないです。この先を生きたいです。