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SPECIAL

2024.5.13

第6話終了後 キャストインタビュー
藤田 茜(皆神望愛役)

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ーー第3話でリヴィアに出会い、望愛も変わっていくのですが、今度はリヴィアの像を造って売ろうとしていました。

藤田:フィギュアを造るところは、もはやリヴィアオタクみたいな感じになっていて、だいぶ気持ち悪くなっているんですよね(笑)。「どうかお金を お金を払わせて下さい!」のところが、前回のインタビューで話した「もっと気持ち悪くなっていいよ」とディレクションがあったところなんです。もう崇拝しているので、愛情とか尊さを意識して演じていました。

ーーリヴィアが裸になるところも、だいぶ気持ち悪い感じが出ていました(笑)。

藤田:尊すぎて、言葉に濁点が付くような感じといいますか……。リヴィアと話しているんですけど、もうその世界に入って、歌い上げているような感じでした(笑)。高揚しているのがすごく出ていたので、会話をしているんだけど虚ろになっていて、半分夢の中にいるような感じだったんです。

ーーそれにしても、なかなかに精巧なフィギュアが造られそうでした。

藤田:そうですね。ただ、今後は団体も健全な方向になっていくと思うので、違法ではない価格で売られる商品になるはずです(笑)。

ーーそして、リヴィアがどんどんヒモ化していくという展開で。

藤田:リヴィア様がパチンコにハマっていくんですよね(笑)。でもそれってほとんど、軍資金を渡している望愛のせいじゃないですか。しかも、そのギャンブルにハマっていく理由も、望愛にお金を還元するという真っ直ぐさからなので、余計に罪悪感が芽生えちゃいました(笑)。

ーーさらにリヴィアがプリケツ(CV.大地 葉)と再会して、なぜかバンドを結成することになりました。リヴィアのギターの上達もすごく速くて。

藤田:すごいですよね! やっぱり暇だったんだなという感じはありますけど(笑)。プリケツってコミュ力が高くて、人に対して先入観を持たずにフラットに接するんですよね。リヴィアと話しているとき、「ん?」って思うことがあっても、まぁいいかって飲み込んでしゃべるから、あの2人の会話を見ていると、いいなぁって思います。

ーーそのほかに印象的だったシーンというと、どこになりますか?

藤田:この回の望愛はすごく早口が多かったんです。Vチェックをしたとき、どう頑張っても入らなくて。ト書きにも「早口でしゃべる望愛」と書いてあるんですけど、入らないんです。これは無理かも?と思ったので、この週はかなり『変人のサラダボウル』に囚われていました(笑)。やばいやばいって思いながら毎日を過ごしていました。だからかなり練習もしたんです。

ーー尺を測りながら練習をするんですか?

藤田:与えられた秒数で読み切るぞ!という感じでやっていくんですけど、望愛の気持ちも入れていくので、そこがかなり難しいところでした。逆にリヴィア様は尺が余ることが多かったので、ちょっとくださいって思ったりしていましたね(笑)。なので第6話は、私の10何年かの声優人生の中でも、一番早口だったかもしれないです。すごく頑張りました。

ーーそれでは、ここまでで印象的だったシーンを教えてください。

藤田:出てはいないんですけど、第2話のセクキャバのシーンは、原作で読んでいて気になっているところでした。ここはリヴィアとプリケツの出会いのシーンでもあるんですよね。そして惣助パパが実は出ていたというのもいいんですよ! あとは第5話のリヴィアとプリケツのサウナシーンも好きで、2人のシーンは、絵的にも掛け合い的にも好きなんです。 第2話の鈴木さん(CV.鳥海浩輔)とリヴィアのやり取りも良かったです。「まだ帰れる場所があるのなら、某は帰るべきだと思います」という言葉は、異世界から日本に来て、サラもいない状況を経験したからこそ出てきた、結構重たい言葉だったんだなと思いました。鈴木さんも、本当に異世界人だとは信じていなかったと思うんだけど、どう受け取ったんだろうなって思ったし、きっと思うところがあったから、また帰る場所に戻ったんでしょうね。

ーー藤田さんが好きなキャラクターは誰ですか?

藤田:みんな個性的だから難しいんですけど、惣助パパは、セクキャバ回みたいなことをしつつ、探偵としてはすごく有能なのでギャップがあって、カッコいいおじさんだなと思います。あとは、閨春花さんですね。アフレコのときに真野美月さんの声を後ろで聞いていて、好きだなぁって思いました。閨さんのキャラクター性も良くて、後半のブレンダさん(CV.沼倉愛美)との絡みも楽しみです。

ーー最後に、第7話以降の見どころを教えてください。

藤田:バンドでなぜかメジャーデビューを目指すことになってしまいましたけど、リヴィア様が望むのであれば、望愛は喜んでバンドにも参加するので、はたしてメジャーデビューできるのか!というところは楽しみにしていただければと思います。あとプリケツとリヴィアと望愛のわちゃわちゃさも見てほしいです。プリケツがフラットに人と接するから、またちょっと望愛の違う面が見られると思います。

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