モザンビーク日記 (2002年12月8日〜12月14日)


オペレーションについて:
モザンビークのニアサ地方に位置するコブエ。私は、ニアサ地方の地雷を除去する 「コブラ・ラゴ」というプロジェクトに関わっていました。フレリモ兵たちは、自 分達の兵舎や軍事施設を危険から守るために、PMNやPMD-6という種類の地雷をまき ました。この地域の学校に通う少年と動物が地雷の被害に遭ったため、政府は学校を 新設しようと考えています。

今回のプロジェクトは2002年11月14日に終了しました。2002年11月 30日に、地方自治体に土地が安全になったことを伝えました。関係者たちは、 「これから地雷をおそれず仕事ができる」と感激している様子でした。私もとっても嬉 しかったです。次のプロジェクトはクアンバという地域での活動になると思います。


私について:
私の名前はアレクサンドラ・アーロープ、30歳です。ナンプラ州で生まれまし た。結婚をしており、9歳の男の子と7歳の女の子がいます。息子は今、4年生で、娘 は3年生です。私は、貧しく育ったため、中学校までしか通えませんでした。最初に 通った学校は、「エスコラ・プリマリア・デゥ・ナピパン」という名前で、その 後、「エスコラ・セクダリア・デゥ・ナンプラ」に転校しました。

現在、私は「フレリモ」という政党に属しています。子供のころからこの政党を支 持してきました。家族全員キリスト教ですが、街を離れる時や教会の近くで仕事をし ている時以外、教会には行きません。お酒は飲まないし、たばこも吸いません。アフ リカの「クアサ・クアサ」という音楽に合わせながら踊るのが好きです。私は、軍に 入ったことがありません。

「HALO」で仕事をする前は、ビジネスマンをしていました。利益をもたらすと感じ たあらゆるモノを売買し、家族を養っていました。しかし、家族を食べさせていくだ けのお金を稼ぐことができなくなり、仕事を探し始めました。そして、たまたま聞い ていたラジオで「HALO」のことを知り、試験を受けることにしました。この仕事が大 好きで、最終的には給料の高い指導役になれればと考えています。今の給料で私は、 子供の教育費を支払い、家庭に必要な洋服や食料を買っています。また、将来、家を 建てたいので貯金もしています。「HALO」が、今後もモザンビークで活動を続けるこ とを期待しています。


チーム・ナンバー:08
アレクサンドラ・アーロープ(地雷除去員)






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