モザンビーク日記 (2002年6月23日〜29日)
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オペレーションについて:
チームは今もモンテプエズ地区で作業をしている。タスク名はナリト、ナリトはTBSチームが配置されているモザンビーク北部の州の名前だ。現在、うちのチームは除去中の地雷原のすぐ隣の地雷原で、作業の準備をしている。この新しい地雷原の除去には地雷探知犬(MDD)が使われることになる。
周囲に多数の地雷が埋まっている井戸がある。戦時中は、レナモのゲリラやフレリモの兵士がこの井戸から水を汲んでいた。現在、チームはこの場所を集中的に除去している。ここの除去が終わればかなり範囲も狭まるだろう(レベル2調査と呼ばれるもの)。犬を使うのはその後だ。
生活全般について:
私はハヌアリオ・カマラ、26歳の既婚者で子供が一人いる。キリスト教信者だが、教会はたまにしか行かない。支持政党はフレリモ政権だ。私はHALOで1998年以来働いている。HALOに入れたのは、神の加護があったからに違いない。入った当初はスーパーバイザーになることなんて考えていなかった。だが今やチームのスーパーバイザーに昇格し、ボスにも仕事ぶりを誉めてくれる。このまま順調に行けば、いつかオペレーション・マネージャーになれるだろう。
6月25日はモザンビークの独立記念日だ。この日は祝日なので仕事はしなかった。チーム全員がキャンプ地でサッカーをしたり、トランプやチェスにいそしんだりして、とても楽しい一日だった。
いつか家族のために家を建てるのが私の目標だ。そのために貯金をしている。この夢を実現するためにも、どうかずっと働き続けさせて欲しい、と神に祈っている。
チーム・ナンバー:10
ハヌアリオ・カマラ(スーパーバイザー)
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