モザンビーク日記 (2002年6月16日〜22日)
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オペレーションについて:
チーム12は今もモンテプエズ地区で働いている。「モンテプエズ橋」と名づけられたこのタスクは、北部のカボ・デルガド州に位置する。モンテプエズ地区をナリト村など他の区と結ぶ便利な橋だが、埋設された地雷のせいで、地元の人は橋の周辺で農耕や水汲みができない。ここの地雷は、フレリモの兵士たちが反政府ゲリラの破壊活動を防ぐために敷いたものだ。
ここの地雷原では対人地雷が発見されているが、先日、驚いたことにロシア製の1x TDM-B対戦車地雷が見つかった。このタスクではボルボ社の草木カッターを併用していないので、作業は慎重を要するものだ。
生活全般について:
私、ベネディト・ファオは1986年に生まれた。結婚して子供が一人いる。現在政権の座にあるフレリモ党を支持しているが、今は政治にかまけている時間はあまりない。イスラム教徒だが、モスクに行けるのは仕事がない時や休暇中だけだ。
私は2001年8月に地雷除去員としてHALOに入ったが、その前に3週間にわたる地雷除去の集中訓練を受けた。厳しい規律に慣れない私は最初の週は辛くて辞めようかと思ったが、辞めなくて本当に良かったと思う。仕事を通して生涯にわたって使えるほど多くのことを学んだからだ。私はHALOでの仕事を与えてくれた神に感謝している。給料を貰う度に暮らしがどんどん変わっていく。
同僚との関係も良好だ。週末は居住キャンプで過ごすか、近くの村で地元の人たちと遊んで過ごす。私にとって今週の記念すべきイベントは、HALOが世界各地で破壊した地雷や不発弾が100万個に達した祝賀会が週末に行われたことだ。
チーム・ナンバー:12
ベネディト・ファオ(地雷除去員)
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