オペレーションについて:
チーム11はTBS資金による3つのチームの一つで、現在、最初のキャンペーンの終期にさしかかっている。唯一の不満はマラリアなどの病気全般に関するものだ。時折、複数の原因による下痢も発生する。だが、こういった状況も医療班のおかげできちんと統制されている。草木が多いので除去はなかなか進まないが、そろそろ乾季に入るので2ヶ月もすれば終わりが見えるだろう。
この場所には地雷があることが確認されている。これまでロシアのPMN対人地雷を発見して無事処理した。これもチームワークがうまく行っている証拠だ。このタスクに関しては、今も地雷が発見され続け、作業は順調に進んでいる。
生活全般について:
私、オラシオ・ラウルはチーム11に属している。年齢は22歳、カトリック信者で、結婚して子供が2人いる。私は2001年10月にHALOに入り、今はナンプラに住んでいる。HALOに雇われる前は学生だった。キャンペーンが終わって地雷原から戻ると、待ちわびていた家族とても喜んでくれる。主人が家に帰ったことで環境が変わり、素晴らしい喜びに包まれ、何もかもがとりあえずは平穏になるからだ。
将来は家の内装をし、兄弟のために衣服や学校の必需品をそろえ、年老いた両親の世話をしたいと思う。メディアから離れた場所にいるため、2002年のワールドカップが見られなくてとても残念だ。
家族から離れて孤独であることは気にならない。地雷を除去し土地を地元の人々に戻すのが私の仕事だからだ。
週末は地雷除去用の道具を整備したり、同僚と楽しんだりして過ごす。
私と子供たちを養うための「日々の糧」を与えたまえ・・・
チーム・ナンバー:11
オラシオ・ラウル(地雷除去員)
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