モザンビーク日記 (2002年4月28日〜5月4日)


オペレーションについて:
チーム12は最近、モンテプエズ地区内の新しいタスクに取りかかった。「モンテプエズ橋」と名づけられたこのタスクは、北部のカボ・デルガド州に位置する。モンテプエズ地区をナリト村など他の区と結ぶ便利な橋だが、埋設された地雷のせいで、地元の人は橋の周辺で農耕や水汲みができない。

現在、チームは地雷原に基線を引く作業に取り組んでいるが、川べりに密集した草が作業の障害となっている。もう一つの問題は象だ。地元の人の話によれば、このあたりにはよく象の群れが食料や水を探しに来るそうだ。


生活全般について:
私の名前はチャバネ・イスフォ・カリモ、37歳の既婚者で3児の父だ。妻と子供たちはナンプラに住んでいる。HALOには1997年に入ったが、その前は文部省で教師の仕事をしていた。文部省を辞めたのは職場の環境が良くなかったことと、派遣された地区が戦争の影響を受けていたからだ。そこではよく反政府ゲリラが民家や学校に火をつけたり、窃盗を行ったりしていた。

HALOに入った当初、私はスーパーバイザーの仕事を辞退した。何もかもが複雑に見えて、自信がなかったからだ。そこで地雷除去員の職につき、その後しばらくしてアシスタント・スーパーバイザーに昇進した。このポストは気に入っているが、今度スーパーバイザーの仕事を持ちかけられれば、仕事の内容が分かっているので引き受けるつもりだ。

この仕事にはとても満足している。HALOに入ってから、私と家族の生活は大きく変わった。ただひとつ問題は、家族と長期間離れて暮らさなければならないことだ。


チーム・ナンバー:12
チャバネ・イスフォ・カリモ(アシスタント・スーパーバイザー)






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