グルジア日記 (2002年2月 18日〜2月22日)
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天気が良くなってきた。長い冬の日々が終わり、暖かく晴れた日々の到来だ。アブカジアに接する一部ロシアの地域(特にクラスノダール地域)ではかなり大規模な洪水があったようだが、アブカジアの場合は河川が海に流れているので洪水の心配はない。アブカジアに平原はなく、山と海があるだけだ。
我々のチームは地雷で汚染された約300平方メートルの土地をクリアした。冬場にしては上々の成績だ。
アブカジアの首都スクミで給水所や水道管で多数の破損が起きたため、3月1日まで水不足の状態だ。これは市にとっても深刻な問題だ。ICRC(赤十字国際委員会)などのNGOは問題を解決するために、HALOに給水所付近の地雷除去を依頼した。給水所周辺には多数の水道管や電気ケーブルがあるため、除去作業は手作業で行われることになった。時間がかかる作業だが、これによって修理や改装も安全に行えるはずだ。
私はスーパーバイザーと共にその付近をきちんとチェックした結果、作業を迅速に進めるためVOLVOを使うことにした。来週はじめには、ドナーに作業報告ができると思う(ドナーは毎日作業の進み具合を見るために訪れる)。我々がこちらの作業を進めれば、彼らも水道管の修復作業にとりかかることができるだろう。
アリ・マクマチャノフ
クラッシャー・フィールド・オフィサー
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