月曜から新しいペースで作業ができるようになった。雨季の間は、濡れた土のせいでクラッシャーを使った作業時間が倍になった。濡れた土は乾いた土のようにコンベアを通らないので、クラッシャーのバンカーが何度も止まり、そのせいで地雷除去員が手作業でバンカー内の土を除去しなければならないからだ。これは大問題なのでみんなで色々と考え、解決策を練った。
私達はベルトコンベア付きの工場で働いた経験のある人には全員に相談してみたが、成果がなかった。技師は電動式の振動装置を使うようにアドバイスしてくれたが、これはクラッシャーの安全規格に反するのでやめた。結局、クラッシャーの構造を変えることができないので、クラッシャーの動力パワーを使おうという結論になった。
まず濡れた土が詰っている箇所にゴム製のベルトを置いた。このベルトはブロー・バーの換気と土のストロークによって振動する。この方法で良い成果が得られた。ゴムベルトを振動させることで土が引っかかるのが阻止されたのだ。
これで二倍量の土が除去できるようになり、リスクも最小限に減った。クラッシャーが濡れた土も処理できるようになったので、私達は冬場も夏と同じくらい作業に励む予定だ。
アリ・マナクマトフ クラッシャー・フィールド・オフィサー
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