グルジア日記 (2001年11月4日)


今週は特にこれといった出来事もなく過ぎた。天気もいつも通りだ。雨の日が多く、そのせいで作業が進まない。

毎日の起床時間は5時半。作業前の設備のセッティングに1時間かかるので、みんな6時半にはオフィスに着いている。一日の仕事が終わると翌日の予定を細かく確認するので、次の朝来た時には全員がその日の予定を把握している。

8時に無線チェックを済ませてから、地雷原での作業が始まる。

フィールド・オフィサーが一日の作業を始める前に、確認を怠ってはならない重要事項が2つある。一つは無線チェック、もう一つが医療ケアだ。

私がHALOで働き始めてからケガを伴う地雷事故は起きていない。しかしどの地雷原にも救急車と医療班が控えている。

私のチームの医療スタッフは2人いる。ファティマ・コンドゥル・オグルとサイダ・ティルカバだ。2人とも経験豊富でHALOに来て3年たつが、HALOに来る前はアブカジアにある病院に勤めていた。医療先任のラリッサ・マズルム・オグリはほぼ毎週、緊急時の応急手当用の医療訓練コースを開いている。万一地雷事故があった場合は、医療班が何もかも手際良くこなしてくれるはずだ。

まもなく医療班は新しい乗り物が与えられる。ファティマによれば、良い救急車があれば色んなことがうまく行くそうだ。


アリ・マクマチャノフ
粉砕機チーム フィールド・オフィサー






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