今回の人口飼料が作られるまでの苦労を取材してみて、改めて「鮪の養殖の成功」ってもの凄い事なんだと実感しました。
稚魚から大きな海の生け簀で泳ぐ大きさになるまでの間にほとんどトラブルで死んでしまうという繊細さ。
育てるまでにも数々の苦難があるのに、さらに安全な食材として育てられる『人口飼料』の開発。報われぬ事も多い中で常に鮪によりよい環境を、と諦めずに思案し試行錯誤している様子はまるで子を思う母のようで大きな愛を感じました。
『自分達が消費していく物を自分達で生み出していかなくてはならない』という事の重要性。今の時代の『より健康に安全な食材を作る事（特に生き物）』の大変さを岡田さんからお話を伺って、より身近に感じる事ができました。
“鮪の養殖”がいかに今の時代に必要な事かを、鮪を一番消費する国のわたし達は知らなければならないと思いました。