今年で52回目の開催を迎える三井住友VISA太平洋マスターズ。
これまで幾多の名勝負を生んだ日本を代表するビッグトーナメントだ。
昨年は今平周吾と吉田泰基の一騎打ちとなった優勝争い。
最終日、途中までは今平優勢かと思われたが17番で一気に1打差まで縮まった。
迎えた18番、吉田は果敢に2オンを狙うも攻めきれずパー、今平は冷静に2打目を刻みこちらもパー。
1打差を守り今平周吾が今大会初優勝、ツアー通算9勝目を挙げた。
注目は今大会3度の優勝を誇る石川遼。
大会3勝は尾崎将司、中嶋常幸、リー・ウェストウッドに並ぶ大会最多勝利数。
過去には17番ホールでホールインワンも達成するなどコースとも相性抜群の石川。
偉大なレジェンド達を超え、前人未到の大記録達成に期待がかかっている。
今シーズンもいよいよ残り4戦、賞金王争いも佳境を迎える。
現在、賞金ランキングトップの平田憲聖はここまでツアー4勝、9月には月間3勝を記録するなど絶好調だ。
20代での年間4勝は石川、松山に次ぐ3番目の年少記録。
粘り強いゴルフで史上最年少での年間5勝、さらには悲願の賞金王を虎視眈々と狙っている。
そして、賞金ランキング2位は金谷拓実。10月のACNチャンピオンシップで今季2勝目を飾りその翌週の日本オープンでは最終日に追い上げ4位フィニッシュ。
同ランク3位の木下稜介は日本オープンで2位もここまで今季1勝、トップ10入り6回と安定した成績を残している。
さらに、4位にはディフェンディングチャンピオンの今平周吾もいる。
記憶に新しい日本オープンの優勝で7シーズン連続優勝を果たした。
今大会以降、高額賞金大会が続く為、賞金王奪取へ、正念場となる。
さらに、「年末の世界ランキング50位以内の権利」で「米・マスターズの出場権」を掴めるのか?
現在、世界ランク日本勢3番手の平田憲聖、5番手の金谷拓実がその権利に近づいている。
今大会の成績がその運命を大きく左右するのは間違いないだろう!
そして、賞金ランキング6位の杉浦悠太(23歳)にも注目だ!
昨年のダンロップフェニックスで史上7人目のアマチュア優勝を遂げ、今年プロ転向から12試合目で史上最短記録となる「プロ日本一」の称号を手にした。
その杉浦よりさらに若いアマチュアの
松山茉生(16歳)も出場。
今年、日本アマチュア選手権を制した逸材はドライバーの飛距離がなんと310ヤード超え!
今大会、松山英樹・金谷拓実に続く3人目のアマチュア優勝はあるのか?
戦いの舞台は、2018年に松山英樹監修の元で全面改修を行った太平洋クラブ御殿場コース。
世界基準のチャンピオンシップコースで行われる三井住友VISA太平洋マスターズ。
第52回大会、その歴史に名を刻むのは!?
富士の裾野で繰り広げられる男たちの熱い戦いを見逃すな!