ローマ、ロンドン、パリ、ブリュッセルでのクラーナハ展を越える展覧会、ついに日本で開催決定!
世界10カ国以上から、クラーナハ作品が日本へ。
ルカス・クラーナハ(父、1472-1553年)は、ヴィッテンベルクの宮廷画家として名を馳せた、ドイツ・ルネサンスを代表する芸術家です。大型の工房を開設して絵画の大量生産を行うなど、先駆的なビジネス感覚を備えていた彼は、一方でマルティン・ルターにはじまる宗教改革にも、きわめて深く関与しました。けれども、この画家の名を何よりも忘れがたいものにしているのは、ユディトやサロメ、ヴィーナスやルクレティアといった物語上のヒロインたちを、特異というほかないエロティシズムで描きだしたイメージの数々でしょう。艶っぽくも醒めた、蠱惑的でありながら軽妙なそれらの女性像は、当時の鑑賞者だけでなく、遠く後世の人々をも強く魅了してきました。
日本初のクラーナハ展となる本展では、そうした画家の芸術の全貌を明らかにすると同時に、彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。1517年に開始された宗教改革から、ちょうど500年を数える2016-17年に開催されるこの展覧会は、クラーナハの絵画が時を超えて放つ「誘惑」を体感する、またとない場となるはずです。
会期 |
2017年1月28日(土)~ 4月16日(日) |
会場 |
国立国際美術館 |
開館時間 |
午前10時 ~ 午後5時(金曜日は午後7時) |
休館日 |
月曜日、3/20(月・祝)は開館、翌日(3/21)は休館 |
主催 |
国立国際美術館、ウィーン美術史美術館、TBS、MBS、朝日新聞社 |
後援 |
外務省、オーストリア大使館 |
特別協賛 |
大和ハウス工業 |
協賛 |
大日本印刷 |
協力 |
オーストリア航空、ルフトハンザ カーゴ AG、ルフトハンザ ドイツ航空、アリタリア―イタリア航空、日本航空、日本通運、ダイキン工業現代美術振興財団 |