2/10深夜2:05

JNNネットワーク協議会賞大賞受賞作品 黒い証拠白い証拠〜袴田事件再審を問う〜[字]

2020年2月10日 (月) 深夜 2時05分〜

獄中から無実を訴え続けてきた袴田巌さんは、逮捕から48年ぶりに自由の身となった。袴田裁判「48年の意味」と日本の司法の矛盾を問いかける。

番組内容

袴田さんは1966年、静岡県静岡市清水区のみそ製造会社専務一家4人を殺害したとして逮捕され、1980年に死刑が確定した。従業員の中で犯行時のアリバイがなかったことや、元プロボクサーの経歴などが警察の顔見知り犯行説と重なり、たった1通の自白調書とわずかな物的証拠で、死刑囚としての半生を余儀なくされた。
4人を殺害したはずの凶器は、刃先がわずかに欠けただけの「くり小刀」。自白が覆され裁判の途中ですり替わった犯行着衣「5点の衣類」。捜査当局の示す「証拠」には当初から黒い疑念が付きまとった。しかし、弁護側はこれを覆す「新証拠」を提出できず、袴田さんの「死刑に怯える生活」が続いた。
だが2008年に始まった第2次再審請求審で検察側の証拠約600点が開示され、半世紀近く伏せられていた事実が次々と明らかになった。
その中にあった取り調べの録音テープには、「犯行を否認する袴田さん」と「取調官の過酷な追及」の声が記録されていた。もし、捜査側の証拠がもっと早く開示されていたなら、袴田さんの人生は…
刑事裁判の決め手となる「自白」と「証拠」に焦点を定め、袴田裁判「48年の意味」と日本の司法制度の在り方を問う。

スタッフ

取材・構成:松木翼(静岡放送)  編集:芳賀康俊(SBSメディアビジョン)  撮影:中井秀(SBSメディアビジョン)      プロデューサー:小川満(静岡放送)

制作

静岡放送

おことわり

2018年5月に静岡放送で放送したものです。その後、東京高裁は再審開始を認めないと判断しましたが、袴田さんの釈放は取り消していません。弁護側は、最高裁に特別抗告を出しています。
番組の内容と放送時間は変更になる可能性があります。



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