このドラマへの出演が決まったときの感想
教師役というのは、演じてみたいジャンルでしたので、すごく嬉しかったです。
柏木豊は、エネルギッシュではなくて、内に秘めるものがあり、優しくて、ダメな先生という役柄なので、柏木が生徒達と一緒に成長していく姿を演じる事がとても楽しみです。
台本を読んでいかがでしたか？
最高でした！普段、自分が出さないようなアクションだったり、表現だったり、服装なので、とても楽しく演じる事が出来ています。
台本を読んで柏木像をイメージした時に、一人でニヤついたりしています（笑）。
台本を頂くまでは「コメディタッチなのかな？」と思っていたのですが、頂いた台本には各話ごと胸に刺さるポイントがあり、熱く、やさしく、感動的な話になっているので、ストーリーにも注目して欲しいですね。
柏木豊について
ダメな先生なんです（笑）。役に入る前に先生になった知り合いに「率直にダメだと思う先生っている？その人の特徴って何？」と聞いたんです。
答えを聞いてびっくりしたのですが、“優しすぎる”“謙虚すぎる”“はっきり言えない”という答えが返ってきたんです。僕はてっきり、“愚痴を言う”“生徒の事を全然考えない”というような答えが返ってくると思っていたので、あまりに柏木先生にビンゴな答えでビックリしました（笑）。そういった意見も含めて、役作りに入れてお芝居させていただいています。
柏木豊を演じる上で常に心がけている点はありますか？
おちゃらけたり、すごくダメな先生でも、生徒を大切にして、絶対に見放さないという温かい気持ちは大切にしたいなと思って演じています。
また、柏木はある過去を引きずっているので、そういったところを芯に置いて演じさせていただいています。
タンブリングの今後の展開について
生徒が成長する事イコール柏木の成長に繋がると僕は思っています。
柏木が一歩上に立ってとか、生徒が引っ張ってというよりは、横一線で一緒に頑張っていくのではないかと思うので、生徒達の成長が見られた時、鏡のように、柏木の成長も見られるのかなと期待しています。
現場の雰囲気はいかがですか？
今まで、年下の子達と現場であまり接したことがなかったので、「どうしよう、しっかり出来るかな…。」と思っていたのですが、そんな心配も吹っ飛ぶくらい山本くん達のチームワークと新体操の演技にとても感動しました!キャスト一人ひとりの思いはめちゃくちゃ熱いと思います！ みんなの新体操に対するエネルギーが僕のエネルギーにもなっていくので、すごくいい現場だと思いますね。僕の気持ちを熱くしてくれるキャスト陣です。
生徒達が新体操をしている姿を見ての感想
みんなが普通にバック転をしていてびっくりしました（笑）。僕は『タンブリング』で披露するような技は一切出来ないですからね（笑）。
新体操日本代表の火野哲也を演じる西島くんは、今のレベルまで新体操をマスターするのは大変だったと思います。
僕も踊りをやっているので分かるのですが、ダンスと新体操では似ているようで全くニュアンスが違うんです。
ダンスをやっている人間が新体操を演じるのは、逆に難しいかもしれないですね。タイミングとか、音のとり方とか、ダンスの癖があるから難しいなぁと思いました。
それでも西島くんはマスターしているので素晴らしいと思います。
みんな本当に頑張っているので、演技をしている姿を見たら、お芝居ではなく、本当に感動してウルッときてしまうかもしれません。
そういう意味では、大会のシーンや団体競技のシーンが今からすごく楽しみですね。
ドラマのキャラクター達が、新体操に夢中になっているように自分自身が夢中になっている事はありますか？
『タンブリング』です！毎回どの作品にも力を入れて演じているのですが、特にこの作品は、自分の中で懸けていますね。
自分達のグループの仕事をやりながらも、合間を縫って『タンブリング』の事を考えています。
一日する事といえば、グループの事、タンブリングの事、そして、寝て、朝起きて、『タンブリング』の台本を見て…の繰り返しです。
山本くん達はほぼ毎日ドラマの撮影で、撮影の合間には新体操の練習をして…と、本当にみんな一生懸命なので、「自分が演じる時は、ビシッとキメないと！」というプレッシャーもありますし、とにかく今はタンブリングに夢中です（笑）。
視聴者の皆様へメッセージ
まずは、山本くん達が演じる不良グループと男子新体操部が一生懸命タンブリングをやっている姿というのは、世の中の同世代の子達の胸にすごく刺さるのではないかなと思います。
あとは、過去に様々な事を背負っていて、自分をうまく出せない“柏木豊”というキャラクターからも共感していただける部分がたくさんあると思いますし、“絆・友情・愛情”というものが、すごく詰まっている作品だと思います。
生徒達が頑張っている姿、先生方が必死にもがいている姿を見て、皆さんが何かを感じ取って、一歩次に進むパワーに変えていただけたら嬉しいです。
幅広い年齢層の方々に共感してもらえると思いますし、すごくパワーをもらえる作品だと思うので楽しみにしていて下さい！