“エコフィード”で食品ロスを削減

豊かな食文化が形作られている秩父、そこにあるチーズ工房へ取材に行ってきました。
２年に１度、チーズの日本一を決める“ジャパンチーズアワード”が１０月に開催されました。製法や熟成期間など２１のカテゴリーに分けて「形と外観」、「生地と組織」、「においと味」この３つをポイントに審査が行われました。
そこで今回注目したのは３つの部門で賞を獲得した「秩父・やまなみチーズ工房」です。
秩父の自然豊かな土地で採れたものを使ってチーズ作りをしています。このチーズ作りにおいて欠かせない牛乳は工房から数キロ離れた吉田牧場で採れたものを使っています。牧場にいる牛が食べているエサには食品廃棄を減らすため環境に優しい工夫がされているのです。

まだ食べられるにもかかわらず捨てられてしまった食品を牛の飼料に混ぜています。その飼料を“エコフィード”といいます。
吉田牧場ではパイナップルや豆腐を作る際に出たおからなどを混ぜています。食品ロスを削減するにはそれぞれの小さな意識の積み重ねが大事となってくるのです。