TBSのお天気番組

１週間のスタートに天気予報はもちろん、日常の関心事項をキャッチ！趣味・健康などすぐに役立つ情報をお送りします。

増田雅昭がお伝えします。


2011年11月13日　天気予報の原点は気象観測。コンピューターの予測が発達した現代でも、観測の重要性は変わっていません。その観測機器を作っている工場へ行ってきました。　お邪魔したのは、株式会社小笠原計器製作所。なんと明治時代からある会社なんですね。　さまざまな気象観測器が作られていましたが、いま生産のピークを迎えていたのが雨量計。100種類以上の部品を手作業で組み立てるとのこと。それだけ繊細な機器なんです。
現在、広く使われているのは「転倒ます型雨量計」。直径20センチの筒状の容器の中は、二つの「ます」がシーソーのようになっていて、0.5ミリの雨水がたまると、カタンと傾いて下に雨水が落ちるようになっています。その傾いた回数をカウントして、雨量を測っているんですね。
この雨量計が出荷されるのは、気象庁だけではなく、今は地方自治体や電力会社、また、携帯電話会社もアンテナ基地局に数多く設置し観測情報を配信しているとのこと。　局地的豪雨への注目が増える中、「より細かい観測を」ということで需要が高まっているようです。　ちなみに、雨量計は安いもので約15万円～だそうですが、一般の人でも雨量計を購入した方がいるんですって。簡単には手が出ないけど、いつか欲しいなぁ！

増田雅昭

1977年12月26日生まれ・滋賀県出身・A型
趣味・特技：野球の打率と予報の的中率を上げること、自転車をこいで風を感じること、スノーボードで雪とふれあうこと