手作りフリップ|サンデーモーニング|TBSテレビ

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手作りフリップ(2022年12月25日放送)

サッカーワールドカップでアルゼンチンが悲願の優勝 チームを導き、“最後の栄冠”を手にしたメッシのすごさとは?

手作りフリップ

サッカーワールドカップのカタール大会で36年ぶり、3度目の優勝をしたアルゼンチン。その中心でチームをけん引したのがリオネル・メッシです。悲願の優勝を果たし、伝説となったメッシとは、どんな選手なのでしょうか。

■メッシ、意外な世界記録

アルゼンチン代表のメッシはインスタグラムでも世界記録を更新しました。それが優勝トロフィーを掲げる写真。閉幕式後に、自らアップすると7200万以上の「いいね」が押されました。なぜ、これほど人々から祝福されるのでしょうか。

■史上最高のサッカー選手

その理由の一つが史上最高とも言われる圧倒的な実績です。アルゼンチン代表としては、通算成績172試合98得点で歴代最多。ワールドカップは5大会で 26試合13得点。出場試合数は歴代最多で、得点数もアルゼンチン歴代最多、マラドーナより上です。

またクラブでもスペインのリーグ得点数、リーグアシスト数、リーグ優勝、スペイン国王杯優勝、チャンピオンズリーグ優勝などを獲得。 世界で最も優れた選手に贈られるバロンドールは歴代最多の7回受賞しました。 このようにあらゆる栄冠を総なめにしてきたメッシですが、ワールドカップの優勝だけがなかったんです。

■順風満帆ではなかった

メッシが生まれたのはアルゼンチン第三の都市ロサリオ。11歳の時に身長が伸び悩む「成長ホルモン欠乏症」と診断されました。13歳の時、スペインの名門FCバルセロナに入団しますが、その時の身長は143センチ。しかし、クラブの支援でホルモン療法を続け、2年半で170センチまで成長しました。 ちなみに、入団テストの際、その才能を見込んだ当時の監督が、紙ナプキンの走り書きで、急いで契約したことが知られています。

■メッシのプレーのどこがすごい?

では、メッシのプレーのどこがすごいのか?今大会の中から、“これこそメッシ”というプレーをスポーツジャーナリストの中西哲生さんに選んでもらいました。

準決勝のクロアチア戦。全盛期から比べてスピードこそ落ちましたが、細かいタッチでボールを運び、駆け引きで相手の逆をついてかわし、味方が欲しいタイミングでパスを出せる。メッシのすごさが詰まったプレーだと言います。

■メッシが変化したとの指摘も

今大会は味方を活かすシーンが多く、アルゼンチン全15得点のうちメッシのアシストで3得点、アシストランキング1位でした。これまで、自ら切り込んでシュートまで持ち込むプレーが目立っていたので、プレースタイルが変化したとの指摘もあります。

■「メッシのために」

さらに、代表チームには、少年時代にメッシに憧れた選手たちが集まりました。彼らは、メッシのために、まだ手にしていない”ワールドカップをメッシにとらせるため”に、1つにまとまりました。それが優勝の大きな原動力となったと言われています。 全てを手に入れたメッシ、今後、どんな伝説を作るのでしょうか。

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