手作りフリップ|サンデーモーニング|TBSテレビ

「サンデーモーニング」毎週日曜日あさ8:00~9:54放送、出演:関口宏,橋谷能理子,張本勲,唐橋ユミ,水野真裕美,杉浦みずき ほか

手作りフリップ(2021年9月5日放送)

「未知なる変異ウイルスとの闘い」

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新たな変異ウイルス「ミュー株」。日本を含めて、45の国や地域で確認されています。

まずこの“ミュー”という名前ですが、ギリシャ文字のアルファベットなんです。 これまで変異株は、国名で呼ばれていましたが、特定の国への差別や偏見を避けるために、 WHOがギリシャ文字で呼ぶことを提唱しています。

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さらにWHOは、特に注視すべき変異ウイルスを2つに分類しました。 世界中で猛威を振うアルファ株やデルタ株などを「懸念される変異ウイルス」 今後、同じ懸念を与える可能性がある変異株を「注目すべき変異ウイルス」としています。

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指定された順に、ギリシャ文字のアルファベットが付けられ、「ミュー株」は12番目。 「注目すべき変異ウイルス」に分類されました。しかしその特性は… 「アルファ株」が備えた感染力アップ、「ベータ株」と「ガンマ株」が備えたワクチンによる免疫から逃れやすいという特性、その2つを兼ね備えているんです。

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「ミュー株」は1月に、コロンビアで存在が報告された後、南米やヨーロッパでも感染が確認されました。

コロンビアでは7月中旬に9割以上を占めていましたが、その後、デルタ株への置き換わりが進み、減少傾向にあります。しかし今後、別の地域で感染が広がる可能性もあり、注意が必要です。

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さて現在、日本を含む163の国や地域で感染が広がっているのが「デルタ株」です。 代表的な特性は「感染力の強さ」ですが、世界が脅威に感じている一つが、免疫逃避によって、ワクチンの効果を弱めるおそれがあることです。

CDC=アメリカ疾病対策センターが、3種類のワクチンを接種した3483人を対象に、感染の予防効果を調べたところ、デルタ株がまん延する前には91%でしたが、デルタ株が優性となってからは66%に低下していました。

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その対策として注目されているのが、2回の接種のあとに、さらに追加の接種をする「ブースター接種」です。

イスラエル、アメリカに続いて、フランスが1日からスタート、イギリスも秋から始めます。 日本では河野大臣が「医療従事者は11月以降、高齢者は来年2月以降になる」との見通しを示しましたが、“2回目の接種を優先する”考えを強調しました。

一方で、ブースター接種を行う前に、ワクチン接種を受けていない途上国に、ワクチンを分配すべきだとの声もあります。 まだまだ十分な量のワクチンが製造されていない中、変異ウイルスとの闘いは続きます。

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