手作りフリップ|サンデーモーニング|TBSテレビ

「サンデーモーニング」毎週日曜日あさ8:00~9:54放送、出演:関口宏,橋谷能理子,張本勲,唐橋ユミ,水野真裕美,杉浦みずき ほか

手作りフリップ(2020年12月20日放送)

「バイデン新政権の顔ぶれは…」

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こちらはトランプ政権の23人の閣僚。この顔ぶれが、次の大統領になることが確実となったバイデン氏の政権では・・・これまでに17人が指名されています。

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バイデン氏が指名するメンバーを見ると、たとえば、黒人女性として初の副大統領となる「カマラ・ハリス氏」。 さらに、アメリカの運輸行政全般を司る運輸長官には、同性愛を公表する「ピート・ブティジェッジ氏」。 上院で承認されれば、アメリカで初めて同性愛を公表する閣僚となります。

国有地の保全などを担う内務長官には、先住民の「デブラ・ハーランド氏」、 こちらも先住民として初めての閣僚となります。 また、経済運営の舵取りを担う財務長官には、中央銀行にあたるFRBで、かつて議長を務めた「ジャネット・イエレン氏」、こちらも女性として初めての財務長官となります。

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この人事について上智大学・前嶋教授は、「トランプ政権は白人や男性を好む支持者を見て人選したが、バイデン政権は人種や性別に多様性あふれる今のアメリカを表現した」と分析します。

さらに注目されるのが、黒人として初めての国防長官に指名された「ロイド・オースティン氏」です。 このオースティン氏は、40年以上を陸軍で過ごした生粋の軍人です。 オースティン氏を旗頭に、バイデン氏は、トランプ政権できしんだNATOや韓国など同盟国との関係の再構築を図る構えですが、一方でこのオースティン氏、「新型コロナ収束に当たってもキーパーソンだ」と前嶋さんは言います。

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実は、新型コロナ・ワクチンの全米への輸送は、アメリカ軍が担っていて、バイデン氏はアメリカの有力誌で「次期国防長官はワクチンを迅速に輸送する大規模な作戦を指揮しなければならない。イラクからの撤退を指揮したオースティン氏は適任だ」と強調。 オースティン氏は、陸軍で培った指導力を発揮することが期待されているのです。

では、今後バイデン氏は世界とどう向き合っていくのでしょうか。

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トランプ政権はこれまで、気候変動問題やイラン核合意、中国との貿易摩擦、日本との在日アメリカ軍の駐留経費など、他国との間に亀裂を生んできました。

今後、バイデン氏は、トランプ大統領が掲げた「アメリカ第一主義」で揺らいだ他の国との関係を、外交の舵取り役を担う「アントニー・ブリンケン次期国務長官」を中心に立て直し、「国際協調」重視に戻る姿勢を、アピールしているのです。

トップの交代が、世界の安定につながる、そのきっかけとなるのでしょうか。

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