手作りフリップ|サンデーモーニング|TBSテレビ

「サンデーモーニング」毎週日曜日あさ8:00~9:54放送、出演:関口宏,橋谷能理子,張本勲,唐橋ユミ,水野真裕美,杉浦みずき ほか

手作りフリップ(2020年11月8日放送)

「中国共産党“チャイナセブン”とは」

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党の主要政策を決める「5中総会」とは、中国共産党の「中央委員会第5回総会」の略称で、「党大会」に並ぶほどの重要会議です。

5年に1度の党大会。直近では2017年に行われ、次回の開催は2022年ですが、この5年間に、総会があわせて7回あります。

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これまでの重要政策と言えば、去年の4中総会では、香港に対して、強硬姿勢を強めることが決まったり、前回5年前の5中総会では、有名な「一人っ子政策」の撤廃が決まったりしました。

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先月26日から開かれた、今回の「5中総会」では、2035年までの長期目標として、AIなど先端分野の研究に、国を挙げて取り組み、習近平国家主席は「国民の平均収入を倍増させることが完全に可能だ」などと述べたといいます。

この会議で、習主席とともに、ずらりと並んだ6人。
別名「チャイナセブン」と呼ばれる、中国共産党・最高指導部の面々です。
今回の5中総会もこの7人がリードしたとみられています。

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そもそも、9000万人近くの党員を抱える中国共産党。いくつかの階層に分けられています。 このうち総会に参加できるのは中央委員の候補以上、あわせて364人。 その上に政治局員18人が控え、頂点に居並ぶのが「政治局常務委員」のチャイナセブンなんです。

「李克強首相」、そして習氏の最側近といわれる「栗戦書(りつ・せんしょ)氏」などの6人。 トップに君臨するのが習近平国家主席です。

中国政治に詳しい、拓殖大学の富坂教授は、「この7人が国のあらゆる重要政策や幹部人事を決定している。14億人の頂点に立つエリート中のエリートだ」といいます。

そんな彼らは暮らす世界も違います。
ここは首都・北京にある「中南海」という地区。 中国の皇帝が住まいとした「故宮」の西側にあり、敷地への出入りは限られた人にしか許されておらず、政府の重要機関などのほか、習主席をはじめ要人の住居もあるとみられています。

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かつては毛沢東主席もプール付きの建物に暮らし、1972年、国交正常化・交渉で、田中角栄首相が訪れ、毛主席と会談したのも「中南海」でした。 敷地の外にある「人民大会堂」との間には、習氏らが安全に移動できる“秘密の地下道”があるとも言われますが、全貌は謎に包まれています。

この中南海で日々、新たな戦略を練っているとみられる、習近平指導部。 海洋進出や貿易摩擦で、様々な国との軋轢が絶えませんが、アメリカで新しい大統領が決まろうとしている今、どんな政策を打ち出してくるのでしょうか。

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