手作りフリップ|サンデーモーニング|TBSテレビ

「サンデーモーニング」毎週日曜日あさ8:00~9:54放送、出演:関口宏,橋谷能理子,張本勲,唐橋ユミ,水野真裕美,杉浦みずき ほか

手作りフリップ(2020年5月31日放送)

「南半球に感染拡大…日本は」

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全世界で600万人が感染、うち36万人の命が奪われた新型コロナウイルス。 これまでは中国や、ロシア・イギリス・スペインなどのヨーロッパ、そしてアメリカと、主に「北半球」で感染が広がってきました。

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ところが、「南半球」で猛威を振るっているのです。
中でも感染が急増しているのが、南米ブラジルで、感染者の数は46万人、うち2万7000人が死亡。イギリスのメディアは、検査体制が不十分で実際の感染者数は15倍に及ぶ可能性があるといいます。

感染は、貧困地区で広がっているほか、アマゾンの先住民が暮らす地域で、広がる心配が強まっています。

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こうした深刻な事態は、南米だけではなく、アフリカでも懸念されています。 アフリカ全体での感染者の数は把握できているだけで13万人、そのうち4000人近くが亡くなっています。

今のところ爆発的な感染拡大は報告されていませんが、そもそもアフリカは、検査数が少なく、感染の実態が把握しづらい上に、集中治療用のベッド数と人工呼吸器の数は10万人あたり1台未満と、重症患者に対応するのは、困難な状況です。

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WHOは対策を取らなかった場合「この1年でアフリカでは2900万人から4400万人が感染、19万人が死亡する」と警鐘を鳴らしています。

こうした「南半球」で猛威を振るう新型コロナが、再び「北半球」を、秋にも、第二波・第三波となり、襲うことが懸念されているのです。

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そんな中、アジアに目をうつすと、注目されるのは、死者数の少なさです。

こちらは慶応大学の菅谷憲夫客員教授がまとめた5月16日のデータです。欧米と比較すると、死者の数が少ないのが見て取れます。

菅谷教授は死者数の差について、はっきりとした原因は分からないとした上で、「人種の差」「年齢構成の違い」「BCG接種の影響」「欧米ではアジアとは別の、高い感染力を持ち病毒性の強いウイルスが出現した」可能性を指摘しています。

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日本ではクラスター対策が功を奏したとの見方がある一方、10万人あたりの死者数では、このように日本は中国や韓国を上回っているのです。

菅谷教授は「今季はインフルエンザによる大規模な流行の可能性が高く、新型コロナとインフルエンザの同時流行に備える必要がある」と警戒を呼びかけています。

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