手作りフリップ|サンデーモーニング|TBSテレビ

「サンデーモーニング」毎週日曜日あさ8:00~9:54放送、出演:関口宏,橋谷能理子,張本勲,唐橋ユミ,水野真裕美,杉浦みずき ほか

手作りフリップ(2020年5月17日放送)

「新型コロナ…新たな検査とは」

※ 一部端末では動画がうまく再生できない場合がございます

新型コロナウイルスの検査。
「PCR」、「抗原」、「抗体」検査といろいろありますが、それぞれどう違うのでしょうか。

まず、いま感染しているかどうかを調べるのが「PCR」と「抗原」検査です。

手作りフリップ

新型コロナウイルスは、遺伝子を持つRNAをタンパク質で覆ったものです。 「PCR」検査は、専用の機械でウイルスから遺伝子の特徴的な一部を切り出し、それを増やします。これがあるかないかで感染を判断します。

ただし、検体を機械がある施設まで送らなければならず、検査そのものも4時間から6時間かかります。また、新型コロナの患者を「陽性」と判断する精度は、70%程度と言われています。

一方、「抗原」検査は、ウイルスのタンパク質を検出します。
検体を採取したその場ですぐに検査でき、30分ほどで結果がわかり、「PCR」検査の不足を補うことが期待されています。

しかし、弱点があります。ウイルス検出の精度が「PCR」検査よりも低く、陽性なのに「陰性」と判断されることがあるんです。

手作りフリップ

そこで、次の方法が検討されています。
まず「抗原」検査を行います。「陽性」の場合は、感染が間違いないので隔離。 一方、「陰性」の場合は、「陽性」の可能性があるので、より精度の高い「PCR」検査で、「陽性」か「陰性」か判断するというものです。これだと「PCR」検査の数の負担が減ります。

日本医師会は、「秋以降、インフルエンザが流行ったときに、非常に有用と思う」と期待を寄せています。

手作りフリップ

そして最後の「抗体」検査は、かつて新型コロナに感染していたかどうかを調べる検査です。

人の体内にウイルスなどの異物が入ると、それを退治するための「抗体」と呼ばれるタンパク質が作られます。血液を採取して、新型コロナの「抗体」の有無を調べると、感染したかどうかがわかります。

この「抗体」検査は、無症状で自覚がない感染者もわかるため、ある地域で、どれくらいの人が新型コロナにかかったか、感染の実態が把握できるとされます。

手作りフリップ

厚労省は、来月から1万人規模の検査を始める方針を明らかにしました。
こうした検査を活用したり、効果的に組み合わせたりして、新型コロナの実態を把握することが求められています。

手作りフリップ

»手作りフリップ 一覧

»HOME

Copyright© 1995-2024, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.