手作りフリップ（7月14日放送）
「どうなる？2019参院選挙」
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7月21日に投開票となる参議院選挙。
参院議員の任期は6年で、3年に一回半数が改選になります。
今回の選挙の大きな特徴は、一票の格差の是正により「鳥取・島根」「徳島・高知」が合区となったことで、選挙区から立候補できなくなった候補者を救済するため、自民党主導で48年ぶりに議員定数を増やす法改正がされたことです。
そのため、埼玉選挙区が1、比例代表が2議席の合わせて3議席増えた124議席をめぐって争います。
今回、初めて導入されるのが比例代表の特定枠です。
参議院の比例代表は政党が得た議席を、個人名での得票数が多い順に割り当てていきますが、各政党があらかじめ特定枠に定めた候補は個人名の得票数に関わらず優先的に当選できるという仕組みです。
特定枠で出馬しているのは、合区となった徳島と島根が地盤の自民党候補の2人で、自民党以外の政党要件を満たす政党はこの制度を使いませんでした。
参院選全体の勝敗を左右すると言われているのが32ある1人区。
6年前は野党候補が乱立し、31の選挙区のうち、与党が29勝、野党はわずか2勝に留まりました。
前回の選挙では32の全ての選挙区で野党は候補者を一本化。
11勝と共闘で一定の成果を出したかたちです。
今回改選となるのは、与党が圧勝した2013年に議席を得た議員です。
野党は全ての1人区で候補者を統一し、全ての1人区に候補を立てている与党と一対一の構図になりました。
今月6日と7日にJNNが行った世論調査では、参院選で重視するテーマは年金や医療などの社会保障が61％と一番多く、少子高齢化や子育て対策、消費増税の是非が続いています。
一方、国の年金制度に不安を感じるかという質問には、8割を超える人が「感じる」と回答するなど年金をめぐる対応が大きな争点の一つとなっています。
6年半の安倍政権に対する評価の意味もある今回の参議院選挙。
あなたは1票にどんな思いを託しますか？