手作りフリップ|サンデーモーニング|TBSテレビ

「サンデーモーニング」毎週日曜日あさ8:00~9:54放送、出演:関口宏,橋谷能理子,張本勲,唐橋ユミ,水野真裕美,伊藤友里ほか

手作りフリップ(11月25日放送)

「2025年万博は大阪に決定」

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2025年の万博開催地が、ロシアのエカテリンブルクとの決戦投票の末、大阪に決まりました。

そもそも、“万博”とはどのような催しなのでしょうか?
正式名称は「国際博覧会」といい、条約には『公衆の教育を主たる目的に、文明のために、人類が利用できる手段や活動の進歩もしくは将来の展望を示す催し』と規定されています。

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万博は5年に1度開かれる大規模な“登録博”と、テーマを絞った小規模な“認定博”の2つに分けられます。

アジアで初の万博となった1970年の“大阪万博”や2005年の“愛・地球博”は大規模な“登録博”に該当し、1975年の“沖縄海洋博”や、1985年の“つくば科学技術博”1990年の“花と緑の博覧会”などは、小規模な“認定博”にあたります。
今回決まった、万博は、大規模な“登録博”です。

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最初の万博は1851年、ロンドンで開かれ、ヨーロッパを中心に25カ国が参加しました。このころ、日本は江戸時代、ペリー来航の2年前です。

日本が初めて参加したのは1867年のパリ万博で、日本は和服や日本刀などを展示していました。パリ万博の目玉になるほど人気を博したといいます。

ちなみに、花の都・パリの象徴であるエッフェル塔も、1889年のパリ万博の際に建設されたものなんです。こちらはパリ万博に向け建設中のエッフェル塔です。

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また、万博には、国力を誇示する場といった側面もあります。
米ソ冷戦時代、両国は宇宙開発競争をくり広げていましたが、70年の“大阪万博”では、両国ともに宇宙をテーマにした展示があり、アメリカのアポロ12号が持ち帰った「月の石」は大行列を作りました。

そして、日本では20年ぶりの開催となる万博。
そのテーマは“いのち輝く、未来社会のデザイン”
人工知能・AI(エーアイ)や先端医療を駆使した、健康な未来の暮らしの提案を目標に掲げています。

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しかし、万博開催のため会場建設やインフラ整備などで合計およそ2800億円と、多額の費用が見込まれています。

開催が予定されている人工島の「夢洲」、現在は物流拠点となっているものの空き地も目立ち、「負の遺産」などと呼ばれています。ですが、万博に加え、北側の空き地にカジノを含むIR=統合型リゾートの誘致も現在進めています。

大阪万博は2020年の東京オリンピック終了後、世界的なビックイベントとして、半年間でおよそ2800万人の来場者と、2兆円もの経済効果が期待されています。

大阪湾に浮かぶ「夢洲」は、果たして私たちにどんな“夢”の未来を届けてくれるのでしょうか?

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