手作りフリップ|サンデーモーニング|TBSテレビ

「サンデーモーニング」毎週日曜日あさ8:00~9:54放送、出演:関口宏,橋谷能理子,張本勲,唐橋ユミ,水野真裕美,伊藤友里ほか

手作りフリップ(7月15日放送)

「タイ洞窟・少年ら13人全員救出」

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8日から始まった救出作業は、3日間で完了、13人全員の救出に成功しました。 しかし作業中には非常に危険な局面もあったようです。

救出にあたったのはタイ海軍の特殊部隊と、国外から駆けつけたダイバーら19人。 出口までの5㌔のうち、40㌫以上を潜水で移動しなければなりませんでした。

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潜水経験のない少年たちを安全に移動させるために、1人の少年を2人のダイバーが担当。 潜水中、視界はゼロ。ガイドロープを伝いながら、ダイバーは少年と空気ボンベを抱きかかえて進み、後ろからもう1人のダイバーが付き添いました。 狭い場所では、少年が1人で進むこともありましたが、その際も、どちらかのダイバーがしっかりと少年の体を掴んでいたといいます。

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高さ38センチ、幅72センチしかないところもありました。同じ大きさを再現してみましたが、ボンベを付けたままではとても通れません。外して通るのがやっとだったといいます。少年たちが避難していたところから3キロの場所に救助拠が設けられていて、ここからは水が少なく、担架で運ばれました。

しかし何故、ベテランダイバーの死亡事故まで起きた“潜水”という方法を選んだのでしょうか? 実は洞窟の状況は、非常に逼迫していました。

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まず酸素濃度…。
『通常』は21㌫で、『安全限界』は18㌫ですが、洞窟内の酸素濃度は低下して15㌫となっていました。

また大雨による水位の上昇は常に心配されていましたが、救出作業が完了する直前に、 排水装置が故障する事故が起きました。みるみる水位が上昇し、13人の脱出作業を終えたすぐ後に、安全だった救助拠点が水没したといいます。 もう1日作業が遅れていれば、犠牲者が増えていたかも知れず、ぎりぎりの救出活動でした。

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今回の救出作業には、タイの軍や警察、国外から集結したダイバーや専門家、合わせておよそ4000人が参加。ボランティアも大勢駆けつけました。洞窟のあるチェンライ県の知事は『これら1万人すべてが13人の命を救った』と述べ、感謝を捧げました。

少年たちの健康状態ですが、肺や耳に軽い炎症はあったものの良好で、一週間以内に全員が退院できる見通しです。 退院後、少年たちは、無事生還できたことを感謝し、9日間の出家修行を行うということです。

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