手作りフリップ（6月17日放送）
「FIFAワールドカップ ロシアが開幕！」
開会式が行われたロシア・モスクワにある、このルジニキスタジアム。 決勝戦も行われるこの競技場で、今回ロシア政府は独自の観戦ルールを設けました。
そのルールなんですが、サポーターは事前に名前や顔写真などを登録した「ファンID」の携帯が義務づけられます。 入場時には警察官による空港並みの所持品検査を受ける必要もあります。
モスクワのスタジアムの場合、試合前日と当日、スタジアムから半径2キロの店やレストランでは、お酒やガラス瓶入りの飲み物の販売が禁止され、車両の進入規制も行われます。
なぜ、このような厳重な警戒がなされているのかといいますと、ロシアの過激なサポーター"フーリガン"がいるためとされています。
ロシアの“フーリガン”は、世界で最も凶暴と言われていて、フランスのリールで2年前にも、イングランドとロシアのサポーター36人が逮捕される大騒動を起こしています。 そのため、ロシア政府は、フーリガンとみなしている人物には「ファンID」を発給せず、 こういった様々な治安対策を講じるようになったのです。
そして、試合中にも新たなルールが適用されます。
一つは、VAR＝ビデオ・アシスタント・レフェリー、明らかな間違いを防ぐために、ビデオ判定が導入されたんです。
他にも、通常3人までの選手の交代枠が、延長戦に入った場合、4人目が認められるということなどがあります。
会場はルジニキスタジアムがあるモスクワを含めて、全部で11都市12会場あり、1か月にわたり合わせて64試合が行われます。 ちなみに、ロシアの飛び地のカリーニングラードにあるスタジアムでも試合が行われます。 日本はグループリーグの初戦となる明後日、このモルダビアアレナでコロンビアと戦います。
現在、頂点の座をかけて、各チームがしのぎを削る中、優勝予想が行われました。 イギリスの大手ブックメーカーによりますと、予想順位の1位は、サッカー王国・ブラジル。2位はFIFAランキング1位のドイツ。 3位はフランスといずれも上位には歴代優勝国が名を連ねています。
では、日本はというと・・・ここですね、23番人気となっています。 ちなみに、最も予想順位が低いのは、パナマとサウジアラビアです。
優勝トロフィーを掲げるのは、はたしてどのチームになるのでしょうか。