手作りフリップ（7月9日放送）
「五輪正式種目に！『BMX』って…」
2008年北京からオリンピックの正式種目となったBMXレースですが、BMXとは、バイシクルモトクロスの略です。
全日本選手権で優勝した畠山紗英選手は、18歳の高校生です。 畠山選手は4歳で早くもコース走行を経験。10歳で世界選手権・初優勝を果たし、これまでに3度、世界1に輝いています。 また世界ランキング・女子ジュニアクラス2位という実力の持ち主で、東京五輪出場が期待される選手の1人なのです！
コースは国際ルールで、長さが300メートルから400メートル、コーナーは3箇所以上と決められています。舗装されていないオフロードで、たくさんの障害物が設けられたコースを、最高時速60キロ、平均30キロで疾走、30秒台で勝敗が決まります。
また最後の直線コース以外では、前を走る選手は、後ろを走る選手の針路を邪魔することができます。ただし故意にぶつけたりするのはルール違反ですよ。こうしたところも、スリリングな見所なのでしょうか。
そして、畠山選手が優勝した「BMXレース」とは別に、2020年の東京オリンピックからもう一つ、BMXの新種目が加わることが決定しました！
空に舞い上がる自転車…こちらはハンドルを固定して、自転車を1回、2回、3回転！驚愕の技が繰り広げられるのは、東京オリンピックの新種目に採用された『BMXフリースタイル』です。
海外で絶大な人気を誇るこの競技、世界を舞台にすでに活躍している日本人選手がいます。15歳の中村輪夢選手です。 中村選手が海外で評価を受けている理由の一つが、技の高さです。 高さを生かした大技がこれ、「スーパーマンシートグラブ」！
これは中村選手が去年まで実際の競技で使用していた自転車です。 小さい1970年代にオートバイ・モトクロスに憧れた子供たちが、自転車で模倣したのが始まりと言われています。 映画「ET」で空を飛んでいたのも、同じBMXの自転車でした。 若手選手の、東京五輪の活躍を期待しましょう！