スーパー歌舞伎Ⅱヤマトタケル
ステージアラウンド「スーパー歌舞伎Ⅱヤマトタケル」公演中止について
2020年7月よりIHIステージアラウンド東京にて開催を予定しておりました「スーパー歌舞伎Ⅱヤマトタケル」につきまして、現在の新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の状況、政府の緊急事態宣言の発令を受け、十分な準備期間を確保することができないこと、また本公演の主旨である「日本の素晴らしい伝統文化を世界に発信すること」の実現が困難になったこと、お客様や出演者の皆様への感染予防などを総合的に判断し、誠に遺憾ながら公演を中止とさせて頂くことと致しました。
・中止対象公演
「スーパー歌舞伎Ⅱヤマトタケル」
会場:IHIステージアラウンド東京
期間:2020年7月28日(火)~9月25日(金)
・今後の公演実施について
本公演につきましては2021年以降の実施に向けて調整を始めております。
詳細が決まり次第、公式ホームページなどで改めてご案内をさせて頂きます。
《お問合せについて》
ステージアラウンド専用ダイヤル:0570-084-617(11:00~16:30)
尚、最新の情報については下記のステージアラウンド公式HP、公式ツイッターをご確認ください。
■公式サイト https://www.tbs.co.jp/stagearound/
■公式Twitter @STAGE_AROUND
「スーパー歌舞伎Ⅱヤマトタケル」
主催者一同
360°回転劇場で初めて体感する歌舞伎エンターテインメント!! 悲劇の英雄ヤマトタケルの活躍を描く本作品にこめられた「天翔る心」、そして大きく和する―― スーパー歌舞伎の金字塔『ヤマトタケル』を、最先端の360°回転するかつてない劇場空間から圧倒的なスケールで世界に向けて発信します!
公演期間 | : | 2021年以降(予定) |
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場所 | : | IHIステージアラウンド東京 |
上演作品 | : | 梅原猛 作 横内謙介 脚本・演出 市川猿之助 演出 市川猿翁 スーパーバイザー 「スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)ヤマトタケル」 |
主催 | : | TBS / ディスクガレージ / ローソンエンタテインメント / 電通 |
製作 | : | 松竹 |
IHI Stage Around Tokyo is produced by TBS Television, Inc., Imagine Nation B.V., and The John Gore Organization, Inc.
歌舞伎とは
「歌舞伎」は文字通り、「歌」=音楽、「舞」=踊り、「伎」=演技、演出からなる芸能で、その語源は「傾く=かぶく」という言葉です。これは、時代の先端を行くセンスや価値観を持つ人や行動などを意味し、その精神は歌舞伎の魅力として受け継がれています。400年の歴史をもつ歌舞伎は、長い時間をかけて磨き上げてきた古典歌舞伎を継承するとともに、新しい時代の息吹を取り入れた新しい歌舞伎を、常に創造し続けているのです。
『スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)ヤマトタケル』解説とみどころ
スーパー歌舞伎の誕生
「古事記」を題材に哲学者・梅原猛が三代目市川猿之助(現・市川猿翁)の為に書き下ろし、日本神話のヤマトタケルの波瀾に満ちた半生を、壮大な構想で独創的なドラマとして構築した『スーパー歌舞伎 ヤマトタケル』は、1986年に猿之助(現・猿翁)自身の演出によって初演されると同時に、大旋風を巻き起こしました。歌舞伎のエンターテインメント性を見直し、わかりやすくドラマティックなストーリー、スピーディーな展開、壮大なスペクタクルとしての演出を強く打ち出した本作品は、歌舞伎界にとどまらない幅広い層のお客様の心をとらえました。以来、スーパー歌舞伎は、歌舞伎の新しいジャンルとして愛され続け、『リュウオー』『オグリ』『八犬伝』『新・三国志』シリーズなど、数多くの名作を世に送りだしました。
スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)とは
2012年に、四代目としてその名跡を継承した市川猿之助は、襲名披露狂言のひとつとして、この『スーパー歌舞伎 ヤマトタケル』を上演しました。更に、先代から受け継いだ精神を推し進めるべく、新たな挑戦として『スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)」空ヲ刻ム者-若き仏師の物語-』を発表、そして漫画を原作にした『ワンピース』は全国で30万人の動員を達成しました。そしてこの度、“スーパー歌舞伎Ⅱ”として猿之助が取り組むのが、この360度回転劇場、ステージアラウンド―。この未曽有の劇場空間において、スーパー歌舞伎史の劈頭を飾る傑作、『ヤマトタケル』を上演するという、かつてない猿之助のチャレンジが、今、始まろうとしています。
スーパー歌舞伎Ⅱヤマトタケル あらすじ
大和の国の皇子、小碓命は、謀反をたくらむ双子の兄、大確命をいさめますが、誤って手にかけてしまいます。
これにより、父帝の怒りを買った小碓命は、大和に従わない熊襲の征伐に、たった一人で向かわされることになりました。
父の赦しを得たい一心で、小碓命は見事に熊襲の首領タケル兄弟を討ち果たし、ヤマトタケルと名乗ることになりますが、父帝の怒りは治まりません。更に蝦夷征伐の命を下されたヤマトタケルには、次々と大きな苦難が訪れ、愛する弟橘姫までをも失います。
それでもついに蝦夷を平定したヤマトタケルに父帝が尚も与えたのは、伊吹山の山神を退治せよという命でした…。