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陸上 棒高跳び
山本 聖途「ロンドン・リオ五輪出場」
今回のゲストは、ロンドン・リオ五輪2大会連続出場、
陸上・棒高跳びの山本聖途選手。
2018年アジア大会では、24年ぶりの大会新記録で
アジア王者に輝いた日本棒高跳びのエースが東京VICTORYに出演です。
山本選手の握力はなんと87kg!!
成人男性の平均が約47kgなのでおよそ2倍です。
棒高跳びのポールの重さは約3kgですが、端を持って走る為その体感は約20kg。
華麗に舞う棒高跳びですが、実は過酷な競技なのです。
スタジオで鍛え上げられた素晴らしい肉体を見せていただきました!
山本選手の名前「聖途」には陸上選手だった両親の夢が託されていました。
『オリンピックの聖火に向かって一途に頑張ってほしい』
その夢を手繰り寄せたのは2012年大学3年生の時。
日本選手権で当時の絶対的エース澤野大地選手を破り初優勝。
その年のロンドン五輪に初出場。続くリオ五輪にも連続出場し
東京五輪で3度目の五輪出場を目指しています。
そんな山本選手の強さの秘密に迫る『ビクトリーアイテム』を紹介。
ビクトリーアイテム①
5mのポール
ビクトリーアイテム②
中学校で作った工作
山本選手は8本のポールを入れて、毎回担いで移動しています。
その重さは約35kg!!
乗れる飛行機と乗れない飛行機がある為一苦労です。
遠征の際に衝撃的な事件が起こりました!!
海外遠征が終わり、帰国する飛行機に乗ってふと窓の外に目をやると…
何と!山本選手のポールが積み忘れて置きっぱなしにされていたのです!
結局ポールは置き去りにされたまま離陸…後日、無事に戻ってきました。
2つめのビクトリーアイテムは「中学校で作った工作」
棒高跳びに夢中になっていた時に学校の授業で作った物で、
後ろには7つの言葉が書いてありました。
改めてこの言葉を見た山本選手は「もっと頑張らないといけないな」と話しました。
元々は長距離をやっていた山本選手。
ですが、走るのがとにかく嫌いで、足が痛いと嘘をつき練習を休んでいたそうです。
その時、顧問の先生から「棒高跳びやってみろ」と言われたのが
棒高跳びを始めたきっかけ!
棒高跳びの魅力は、棒1本で5m以上の高さを超えるのが1番の魅力。
5mの高さを跳んでいる山本選手ですが、実は高所恐怖症!
自分の跳べる高さ以上になると足が震えてしまうという
意外な一面も教えてくれました。
山本選手は1週間で1日だけ跳躍練習をします。
しかも回数は10回限定!なぜ毎日跳べないのか?
それは、踏み切りで体にかかる負担が2トンもあると言われているからなんです!
跳躍をしない時は、走り込みをして助走のスピード強化をしています。
毎日の跳躍練習ができない為、鉄棒を使って空中姿勢をイメージする為に行っているトレーニングをスタジオで披露!
東京五輪へ向け、山本選手は「東京五輪では自己ベストを更新してメダルを
獲れるように頑張っていきたい」と話してくれました。