バックナンバー Backnumber
競歩 鈴木雄介
「2019年世界陸上50km競歩・金メダル」
今回のゲストは、
2019年世界陸上50km競歩で金メダルを獲得した鈴木雄介選手。
東京オリンピック出場内定も決めている
「世界で一番速く歩く男」が東京VICTORYに出演しました。
鈴木選手の競歩のスピードは時速15km。
これは、一般人が駅から家まで徒歩15分かかるところを
わずか5分で歩いてしまう速さです。
アスレティックアワード2019では、アスリートオブザイヤー・年間MVPを受賞。
最も金メダルに近い陸上選手なのです。
鈴木選手は競技の魅力について「記録が伸びやすいこと」
「正しいフォームの追求」だと語ります。
『反則のないきれいな歩型で歩く』ことを目指しているという鈴木選手は、
国際大会でも反則で2割近くの選手が失格する中、
競歩を始めた中学生の頃から今まで、一度も失格がありません。
世界一美しいフォームの持ち主なのです。
そんな、鈴木選手の魅力に迫るグッズ「ビクトリーアイテム」を紹介。
ビクトリーアイテム①
巾着袋
ビクトリーアイテム②
キーホルダー
金メダルを獲得した2019年世界陸上ドーハでは、気温31度、湿度74%という過酷な環境で試合が行われました。
途中棄権者が多く出る中、序盤から1位をキープし独走優勝できた鈴木選手にはある秘密が…。
それがこのビクトリーアイテムとなった巾着袋。中身は保冷剤等が入っている給水セットです。
競歩は周回コースのため2キロに1回、給水ができます。そのため試行錯誤を行いレースに挑んでいるのです。
さらに学生時代から順調に成績を伸ばしていった鈴木選手ですが、
リオ五輪前にケガで戦線離脱。
現役引退を考えるほどのどん底を味わいます。
そこから2年9か月後に競技復帰を果たすと、20km競歩から50km競歩に転向。
2019年日本選手権で日本新記録を出すと、世界陸上ドーハで金メダル。
奇跡の復活を果たしました!
そこには、復活を支えた母親からの贈り物
「金メダルを目指そう」という想いのこもった黄色いキーホルダーの存在があったといいます。
競歩は、マラソンともに開催地が札幌に変更されています。
会場変更は全く動揺していないと話す鈴木選手は、東京オリンピックへ向け
「目標は金メダル。そして皆さんに感動を与えられるようなレースをしたい」と意気込みました。