マル秘用語集

* 第十九回 *

・言い訳【いいわけ】

ええっと本当は、スタッフネタの続きのつもりだったんですが、ちょっと色々ありまして。これ以上書いたら命がないと思え！　とある筋から脅迫されて！　ってワケでもないんですけどね。とにかく、どうもすいません。
というわけで、今回はネタ変え！
最終回でも決して出て来る事のない、裏キャラをフィーチャー！

・ブラックシュガー【ぶらっくしゅがー】

(1) 黒砂糖の事にあらず。『ちっちゃな雪使いシュガー』本編には出てきません。脚本打合せの席上のみに、登場してました。言わばシュガー〝悪い子〟バージョン。で、どういう登場の仕方だったかというと――
例えば打合せで、ある場面をきっかけに、脚本家が煮詰まってしまったとします。彼はもう、お話のそこから先の展開をどうしたらいいか、分らなくなっちゃっている。そこで木村監督やプロデューサーの方々も、頭をひねってくれるのですが、まれに尚、それでもいい知恵が出てこない場合があります。時間ばかりが無駄に過ぎていく。ああもう絶体絶命だ！　どうしたらいいんだ！　と――そんな時。
不意に、誰かが口走るのです。
『……ええい、しゃあない！ブラックシュガーの登場だ！』
『ブラック・シュガー!?』
『そう！悪い魔法を使わせて、なんもかもメチャクチャにする！』
『なるほど！　雪を降らすどころか、全世界を氷付けにするとか！』
『そうすりゃここで話もおしまい！　先の展開、悩まずに済む！』
『ラクー！』『それで行きましょう！』『わっはっは!!』
――というようにブラックシュガー、危機的局面でしばしば登場してくれてたわけです。
でも、そんな笑いのおかげで気分が一新でき、打開策が見えたりした事もあったので、そう考えると……『ブラックシュガー』、あんま〝悪い子〟でもなかったかも。

(2) 他に、ブラックペッパー、ブラックソルトと季節使い〝黒バージョン〟を三人作って、黒い三○星！　ジェッ○ス○リームア○ックさせるか!!　というヨタばなしもありましたです。

(3) ちなみに、グレタの〝ブラック〟バージョン、というネタはありませんでした。最もグレタ、一部では、ブラック知○と呼ばれてたようですが……ゴホゴホ。

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