マル秘用語集

* 第十四回 *

・ヴィンセント【ヴぃんせんと】

(1) 『ちっちゃな雪使いシュガー』第9話～第12話に登場したゲストキャラ。〝クマのピアニスト〟の中身で、元優秀なピアニスト。
初期シリーズ構成表の段階では、『ヴィンス』とネーミングされていました。"ヴィンセント"を略して呼ぶ場合、確かに『ヴィンス』という呼び名はありなのですが、シナリオ等で〝文字〟にした時、見た目がパッとしないなぁ等の意見が出て、略さずに呼ぶ事に。その時は、文字の見た目なんて関係ないじゃん、完成作品に出るわけじゃなし、と思いましたが、考えてみればアフレコ時、『ヴィンスさん』とかって、何か発音しづらそう。やっぱ『ヴィンセント』でよかったんですな。
それにしても『ヴィンセント』という名を聞いた時、真っ先に連想したのは、懐かしのSFテレビドラマ『インベーダー』だったですよ。あちらの主人公の"ヴィンセント"君も、年がら年中旅をしてる人でしたしね。

(2) また性格付けについても、当初はもっと明るい好青年で、サガが憧れるにはその方が分りやすいかも、という考えもありました。が、結果はご存知のように、〝昼行灯〟的（ちょっと言い過ぎ？）な性格に。ま、サガもちょっぴり屈折したとこのある娘なんで、組合せとしてはよかったんだなあと思うです。
で、この人は、"クマのピアニスト"篇四回分だけのゲストキャラ……の予定だったのですが、実は、三月発売のCDドラマにも出ています。とはいっても、テレビ版とは雰囲気の違う、何かこう、かなりすっとんきょーな登場のしかたですが。どんな感じかは乞うご期待。ヴィンセント君の巡業はまだまだ続く。

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(C)蒼はるか/シュガー製作委員会