火曜ドラマ『まっしろ』
毎週火曜よる10時放送
会員限定プレゼント
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まっしろ プレゼント

「まっしろ」の番組オリジナルグッズ、番組クリアファイルを、会員様の中から抽選で10名様にプレゼント致します!
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【応募締切】
3月10日(火)23:59まで
お知らせ
DVD&Blu-ray 7月29日 (水) に発売決定!
火曜ドラマ『まっしろ』のDVD&Blu-ray BOXの発売が決定いたしました。
タイトル:火曜ドラマ 『まっしろ』 DVD&Blu-ray BOX
発売日 :2015年7月29日 (水)
価 格 :DVD-BOX 19,000円 (+税)
Blu-ray BOX 24,000円 (+税)
製作著作・発売元:TBS
発売元 :TC エンタテインメント
サウンドトラックCD情報
オリジナル・サウンドトラックCDの発売が決定しました!
タイトル:火曜ドラマ『まっしろ』オリジナル・サウンドトラック
音 楽 :横山 克、鈴木真人
発売元 :Anchor Records
品 番 :UZCL-2064
発売日 :2015年3月4日 (水)
価 格 :2,500円 +税
主題歌情報!
火曜ドラマ『まっしろ』の主題歌は、miwa の新曲「fighting -φ- girls」(ファイティングファイガールズ) に決定。
miwa 「fighting -φ- girls」
発売日 : 1月28日 (水)
【初回生産限定盤】
SRCL-8760 1,500円 (+税)
DVD 付き (miwa acoustic live tour 2014 “acoguissimo3” Digest)
カラートレイ仕様
【通常盤】
SRCL-8762 1,200円 (+税)
あらすじ
朱里は、これまでの大江の言動の数々を思い返しながら、彼が誰よりも強烈に「生きたい!死にたくない!!」と願っていたことを知る。 その頃、帝都大学新がんセンターでは、仲野幸助による大江の手術が行われていた。ところが、いざ開胸すると予想以上にがんの転移が激しく、拡大手術を断念。幸助は抗がん剤と放射線治療を提案するが、大江はそれを拒否。さらに大江は完治しないのなら東王病院に帰りたいと言い放つ。 ところが、プライドを激しく傷付けられた佐藤は、幸助と大江の申し入れを拒否するのだった。
一方、東王病院のナースステーションでは、看護師たちが大江にとって最良の治療法がいったい何なのかと真剣に意見を交わしていた。それを見た恵は、朱里と菜々、心を連れ医師たちがカンファレンスを行っている場所へと向かい、朱里に思いのたけを述べさせることに。朱里は佐藤や医師たちに東王病院の究極のホスピタリティーの真価を問う。
頑なに治療を拒否し続ける大江が、新たな問題を投げかける。完治しない病気ならばいっそのこと安らかに看取られたいと尊厳死を望んだのだ。 病状が悪化した大江にとって、それが究極のホスピタリティーだと告げられ、朱里も木綿子もショックを隠しきれない。佐藤は、大江が唯一心を開いていた心に大江を説得するよう依頼するが、心は申し入れを辞退する。 母親をガンで亡くした仲野は、複雑な心の内を朱里に吐露。父である幸助との不仲の原因も実はそこにあると明かし、朱里は幸助を越えるよう仲野にハッパをかけるのだった。
そんな折、渦中の大江が帝都大学病院へ転院すると言い出した。帝都大なら完治できると幸助からじきじきに連絡がきたのだ。大江の転院の日、心は朱里に大江に渡して欲しいとあるものを託す。 病院存続の危機の中、朱里にはさくらと共に他病院からの引き抜きの誘いが来て…。
仲野から病状について真実を告げられた大江は、その事実を受け止められず手術はもちろん全ての治療を拒否。心は自分のついた嘘を心苦しく思うも、医師側の告知の仕方にも問題があるのでは?と医師達に問いかける。 そんな中、仲野の父で帝都大学・仲野幸助が東王病院にやってきた。幸助は木綿子の不倫相手だった裃が幸助の部下で、木綿子から不倫を迫られた上、公衆の面前で暴力をふるわれた、とクレームをつけに来たのだ。 しかしそれはただの口実で、東王病院の医療とホスピタリティーを激しく批判し、無理難題を押し付ける。そんな幸助に対し、朱里や仲野は反発。
数日後、木綿子の不倫にかこつけた東王病院の批判記事がタブロイド紙に掲載された。 東王病院にはマスコミが詰め掛け、患者からは退院の依頼や手術のキャンセルが相次ぐ。さらに大江がマスコミのインタビューに応じたことで、事態はさらに悪化。東王病院はある決断を迫られるのだが…。
突然の人事発令で恵が総合外科病棟の看護師長に任命される。 これまで長年にわたり師長を務めてきた心は、恵に代わり手術室看護のオペナースとして勤務することに。恵は昇格だ。 そんな中、製薬会社の社長婦人が急患で搬送されてきた。 付き添いでやってきたのは、つい先日まで東王病院に勤務していたひろみだ。退職した後、玉の輿をみつけ結婚したというひろみは、かつての職場で自分の幸せ振りをアピール。 さらに、自分にお暇(退職)を言い渡した心と、自分と入れ替わりにやってきた朱里に皮肉を言い放つ。
ある日、ひろみの噂話から木綿子の不倫が病院内でばれ、大騒ぎに。不倫相手と別れる決意を固めた木綿子は、彼の元へと向かう。朱里と菜々も後をつけるが、彼の勝手な言い分に我慢できなくなった二人はある行動にでる。 そんな折、真実の告知を仲野からされた大江は激しく動揺し…。
東王病院のナースステーションでは、師長の心に対する不満が一部のナース達の間で爆発し、明日香らは心の同期でオペナースである恵に看護師長の座を任せたいと企んでいた。 そんな中、さくらから退職の意思を伝えられた恵は、センター長である佐藤に判断を仰ぐことに。ついにさくらが“看護師長交代”を申し入れる。佐藤は、いったん預かる、と言うのだが…。
そして、朱里の携帯に元カレ・誠吾から連絡が入る。度々かかってくることに嫌気が差していた朱里だが、なんと誠吾が東王病院の前にいると言う。 実は、妊娠6ヶ月の妻・麗の具合が悪くこの病院で診て欲しいと頼みに来たのだった。朱里は嫌がるが、急変した麗を目の前にした菜々と木綿子は、応急処置の準備を進める。 麗を診察した仲野によれば、麗もおなかの中の子供もかなり危険な状態にある事が判明。緊急入院することになり、出産経験のあるとし恵が担当に、朱里がサブ担当となるが…。
看護師長の座をめぐる院内の派閥争いに巻き込まれた朱里、菜々、木綿子ら無印ナースはそれぞれ独自の判断で行動することに。朱里は看護師長の心、菜々はさくらの元へと向かう。一方、木綿子は不倫相手の元へ…。
翌朝、東王病院に新たな入院患者がやって来る。その患者、勝呂は静岡県在住の実業家で、都内を旅行中に怪我をした際、この病院の評判を耳にしやって来たのだが、なかなかのツワモノ。 担当になった朱里とさくらが仲野と共に勝呂の部屋へと向かうと、勝呂は仲野に暴言を吐いたり、ナースをキャバ嬢扱いしたりとやりたい放題。 ところが朱里は老人介護の病棟にいた経験を活かし勝呂に接し、徐々に二人の間に信頼関係が生まれるのだった。 そしてある日、勝呂から朱里に驚くべき発言が…??朱里を後妻にしたいというのだが、果たして!?
さくらはオペナースの恵を呼び出し、看護師長・心の方針についての不満を訴えていた。さくらは、心と同期の恵だったら、心に意見できるはず!!と訴えるのだが、恵はその依頼をあっさりと断る。 そんな中、心主宰の勉強会が開かれ、心は朱里、菜々、木綿子らナース達に忌憚ない意見を求める。影ではいろいろと不満を抱える面々も、いざ本人を目の前にすると歯切れが悪く…。 そこに佐藤センター長から連絡が入った。緊急入院の患者が搬送されて来るというのだ。 緊急入院してきたのは、プロサッカー選手の末長徹郎で病院にもマスコミが殺到。さらに、ナース達も誰が担当になるかで色めき立っていた。 皆が注目する中、心は徹郎の担当に朱里を指名。ところが、またもやVIPに新人の朱里をつけたことで同僚ナース達は、心に不満を抱く。
徹郎の手術の日がやって来た。執刀医の仲野が手術を始めようとすると、突然徹郎が手術が不安だと言い出し…。
ある夜、長期入院患者の大江が一人屋上で佇む姿をみた木綿子は、大江が自殺をするのでは?と勘違い。慌てて屋上へと向かうが大江に一喝されてしまう。 そこに心がやって来て、二人の間に穏やかな空気が流れる。大江の担当である木綿子は、心に敗北と嫉妬を抱いてしまうのだった。
ある日、朱里は先輩看護師たちに取り囲まれ、心に自分たちの不満を伝え、改善を進言するよう命令される。困った朱里は菜々と木綿子に相談するが、二人とも人ごとだ。 ひょんなことから仲野に背中をおされ、どうにか心に不満を伝えると、意外にも心は朱里の言葉を聞き入れ…。 そんな中、心を大江から引き離したい木綿子は心と大江の関係が特別であると看護師達に吹聴。さらには心にまでその事を伝え…。 大江は病院を去ってしまうのか? 心は看護師長の座を奪われるのか?果たして?
娘が事件を起こした少子化担当大臣の玉垣れい子が狭心症の発作で東王病院に緊急入院してくる。病院には入院を嗅ぎつけたマスコミが押し寄せ、玉垣が追及逃れの仮病ではないかと大騒ぎ。 そんな中、玉垣を担当する看護師長の田野島心は、新人ナースの有村朱里を担当補佐に指名。さらに、玉垣が面会謝絶で心と朱里以外は部屋に立ち入り禁止。さらには病状について院内の医者や看護師にも一切、口外しないよう言い渡す。 明日香ら同僚看護師から一気に反感を買うことになる朱里だが、玉の輿を狙う朱里は、玉垣の秘書・伊坂に心ときめき、意に介さない。そんな朱里の態度をみて女たちのさらなる反感を買うのだった。
一方、医師の仲野孝太郎は、敷地内で転倒し頭を打った種田松子を独自の判断で特別に入院させる。ところが、このことが病院に大きな災いをもたらし…。
有村朱里は、千葉県船橋市出身の25歳。地元の看護学校を出て付属病院の老人病棟に勤務。看護師になるときは「人の役に立ちたい」「困った人を助けたい」という清らかな気持ちもあったが、4年間安月給でこき使われるうちに、早く結婚して辞めたいと思うように。 そこで心機一転。お嬢様風に大変身して、高額な治療費にも関わらず患者が常に待機しており、政治家や財界人、芸能人、文化人らに絶大な支持を受けている最高級セレブ病院、東王病院に潜り込む。ところが、病院にはへなちょこドクターに、不倫や薬物中毒など問題だらけのナース、わがまま患者など曲者ぞろい。中でも、白い大奥の総取締役と呼ばれる師長・田野島心は、朱里に厳しくあたり前途多難な毎日だ…。
ある日、病院に大学教授の北松がやってくる。朱里が担当になるが、北松はオペ以外の治療を望み、さらに入院していることについて息子も含め、一切口外しないことを要求するのだが…。
みどころ
4年ぶりに髪を20センチ切り、セレブ病院に潜り込む!!
TBSでは2015年1月期の火曜ドラマ枠(火曜よる10時)で、『まっしろ』を放送することが決定しました。
脚本・井上由美子×プロデュース・植田博樹。
最終回の視聴率が37.6%を記録し(視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)、社会現象となった『GOOD LUCK!!』から12年。この2人がふたたび強力タッグを組み、2015年1月にお送りする極上エンターテインメント。それは……最高級セレブ病院を舞台にしたナース版「白い大奥」!!
主演を務めるのは堀北真希。主人公の看護師・有村朱里(ありむらあかり)を演じます。
朱里は、千葉県船橋市出身の25歳。地元の看護学校を出て付属病院の老人病棟に勤務中。
看護師になるときは、「人の役に立ちたい」、「困った人を助けて感謝されたい」という清らかな気持ちもあったが、4年間、安月給でこき使われるうちに、早く結婚して辞めたいと思うように。
そこで心機一転。お嬢様風に大変身して政財界、芸能界、文化人らが高額医療費にも関わらず、次々にやってくる最高級セレブ病院、東王病院に潜り込む。
ところが、病院にはへなちょこドクターに、不倫ナース、わがまま患者など曲者ぞろい。
中でも「白い大奥」の総取締役と呼ばれる師長は、朱里に厳しくあたり前途多難な毎日。
さらに、病院で起こったことは一切、口外無用との徹底振りもまさに「大奥」そのもの!
『白い巨塔』以来、12年ぶりに井上由美子が描く病院ドラマはナースステーションが舞台。親の入院という井上自身の体験を元にした、朱里ら傷だらけの若き3人の看護師たちの青春群像劇であり、命とは何かを見つめる愛と涙のヒューマンドラマです。
2015年1月スタート、火曜ドラマ『まっしろ』。
どうぞご期待下さい!
キャスト
有村朱里(ありむらあかり):堀北真希
○
仲野孝太郎(なかのこうたろう):柳楽優弥
○
松岡菜々(まつおかなな):志田未来
和田木綿子(わだゆうこ):高梨臨
○
羽野明日香(はのあすか):菜々緒
木元さくら(きもとさくら):MEGUMI
川本慶子(かわもとけいこ):竹内都子
保坂とし恵(ほさかとしえ):西尾まり
蓮見由香(はすみゆか):信川清順
上原陽子(うえはらようこ):渡辺舞
柴田歩(しばたあゆみ):周本絵梨香
安田美玖(やすだみく):伊藤麻実子
○
小村真人(こむらまさと):水上剣星
辰見羊一(たつみよういち):津田英佑
○
大江淳平(おおえじゅんぺい):眞島秀和
○
佐藤正隆(さとうまさたか):石黒賢
○
岩渕恵(いわぶちめぐみ):水野美紀
○
田野島心(たのしましずか):木村多江
<1話ゲスト>
北松敬三(きたまつけいぞう):鹿賀丈史(特別出演)
○
北松亮太(きたまつりょうた):渡辺大
野々村ひろみ(ののむらひろみ):福田彩乃
春日誠吾(かすがせいご):細田善彦
スタッフ
脚本:
井上由美子
音楽:
横山 克
演出:
今井夏木
坪井敏雄
伊藤雄介
プロデュース:
植田博樹
東仲恵吾
製作著作:
TBS
コメント
堀北真希
セレブ病院でセレブと恋に落ちる!という下心もある役ですが、目の前の命と真摯に向き合う姿を一生懸命演じたいです。
患者さんにとって看護師さんとはどんな存在なのか、私もこのドラマを通して勉強したいと思います。
衣裳はこのドラマのオリジナルデザインなので、ウエストのフリルが特徴的で可愛いです。看護師さんの、まっしろな戦闘服だと思い、これを着る時は気合を入れています。
柳楽優弥
今回、若きスーパードクターと周りから言われてしまうほどの男を演じるわけですが、ドクター役は初です。アメリカで素晴らしいキャリアを築き上げた人間なのでビジュアル面ではメガネや個性的すぎるシャツの色。とくに毎回個性の強いシャツには注目していただきたいですね。ハイキャリアゆえに、個性的なシャツを選ぶのでしょう。仲野という人物が今作の撮影と並行してさらに成長する姿を見ていただけたらうれしいです。
(女性陣とも) 普通に話していますよ。確かに、あまりない割合の現場な気はしますけど。その分男性チームでの結束力の高まりは通常の3倍のスピードになるかもしれませんね。
様々な難関を通り抜けて、人を救っているお医者さんには正直、すごい人たちというイメージしか今はありません。中学生のときに盲腸で入院したときのお医者さんと看護師さんが、僕の不安を取り除いて逆に安心させてくれた姿は今でも鮮明に覚えています。心から尊敬し、感謝すべき偉大な仕事だと思います。
若くしてスーパードクターと言われてしまう葛藤でしたり理想と現実のギャップ。
そして何より朱里との展開に注目していただきたいですね。
志田未来
看護師役は初めてですが、ナース服を着てナース帽をつけると不思議と気が引き締まります。しかも可愛らしい衣装を着られるのはすごく嬉しいです。
看護師さんというと、普段お世話になっている病院を思い出します。いつも明るく声をかけてくれるんで、とっても元気が出るんです。そんな感じをドラマでも伝えられたら。
ドラマでは、いろんなタイプの看護師さんが出てきて、派閥もありますが、現場は和気あいあい。菜々は、地方出身でちょっと言葉が訛ってて理論派の女の子。普段はじっと先輩たちの話を聞いているんですが、意見を求められるとズバッと答える毒舌な部分も。
井上さんが描く登場人物は、妙にリアルでどこかにいそうなんですよね。会話や行動も本当にあったんだろうな、と共感できますし、菜々の今後の展開を楽しみにしていてください。
高梨 臨
初めてのナース役。
まっしろなナース服を着ると、白衣の天使になったような気分になりました。
私の中の看護師のイメージは、患者さんの心のケアをする、人のために働く、本当に天使のような心を持った人たち。
このドラマの中では、そんな風に看護師として働きながらも、その奥に抱えている問題や、女たちの嫉妬、そして友情も描かれていると思います。
看護師達の、ナースステーションでの姿と、プライベートでの姿のギャップも面白いので注目してほしいです。
就職率100%と言われながらも離職率も高い看護師。
このドラマを通して、看護師の大切さや大変さ、そして、命や人の心と向き合う尊さを伝えていき、看護師になりたいと言ってもらえるようなドラマになれば嬉しいなと思っています。
石黒 賢
佐藤正隆は一言で表現すると、食えない男です。立場上もかなり上のほうに立っている男ですし、一筋縄ではいかないですね。「この人何を考えているんだろう?」 「何を企んでいるんだろう?」 と、ご覧いただいている方に思ってもらえるようにやっていきたいと思っています。
心との過去、恵との過去とか、すべてはこれから明らかになると思いますが、なぜこんな会話しているのか、というのがのちのちのフックになっていくのかな?と。ただのコメディじゃ面白くないですし。心と佐藤には、暗黙の了解感みたいなものがあるんですよね。オトナな感じになればいいんじゃないかなと思っています。
基本的には楽しいシーンは楽しんで、ダークネスな部分とメリハリを利かせていきたいですね。「こんなセンター長で大丈夫なのか?」 と思わせておいて、実社会でもあるように実は上で目配りしてチームをまとめているような、この病院もそうであったらいいな、と思っています。
大事なことは患者のためにということ。ふざけているわけではなく、すべては患者の利益のためにやっている。皆の目的がきっちり分かっていれば多少ゆれていても、ゆれ幅が大きいほうが視聴者のみなさんに 「こんな病院あったらいいな」 と思ってもらえるんじゃないかなと思っています。
医者は食えない人ばかり。女の人が多い現場なので、割と男の結束力は堅いと思いますよ (笑)
木村多江
「まっしろ」の看護師たちの世界は、白い大奥。
そこの総取締役である師長を、鬼のように、慇懃に孤高に、そして切なく生き抜きます。
この病院をお気に召さないお方は、お暇をとっていただきます。
よろしくって?
プロデューサー・植田博樹
その昔、『GooodLuck!!』というドラマを作ったときに脚本家の井上由美子さんは、「小さい頃、パイロットやスチュワーデスになりたいなと、憧れた気持ちをもう一度掻き立てられるような、そんなドラマを作りたい」とおっしゃっていました。といっても「トレンディードラマ時代の商社マンとか外資の金融マンみたいな、表面的なかっこよさということではなく、仕事にたいしてのまじめな夢とか高い目標とか、そういう地道なものを、描きたいのだ」とおっしゃっていました。
仕事に対しての夢とかやりがいとか目標とか持ちにくい時代だとか言われていますが、実は手を伸ばせば、やりがいとか夢とかは、常にそこにあって、僕たちが、ただ見失っているだけではないか。そんな気持ちで、『GoodLuck!!』では、華やかに見えるパイロットやスチュワーデスも裏方に見える整備士の仕事も等しく素敵に描いてくださいました。
今回も井上先生が、「このドラマを見ているお子さんが『大きくなったら看護師さんになりたい』と思えるような、そんな仕事ぶりや等身大の私生活を描きたい」とおっしゃって、この企画が始まりました。大半のドラマでは、スーパードクターの陰に隠れて、職場の華として描かれることの多い看護師ですが実際に、私たちが病院でお世話になることの大部分は看護師さんのお仕事であるのです。今回のドラマ作りにあたって、看護師の方に取材をしてみると、看護師は医者の単純な補佐ではなく、ましてや職場の花なんかではない。大変高度な知識を必要とする専門職であり、同時に、患者さんの生活や、同じ目線に立って闘病を支えてくださる有難いパートナーでもあります。翻って看護師を離れてみると、年齢や環境にそって恋愛や人生に悩む一人の人間でもあります。スーパードクターが活躍するドラマもいいですが、今回の井上由美子先生の脚本を読んでみると、看護師の方たちこそが、医療の最前線に立つ主役であるのだなと、思えてきます。
堀北真希さんはじめとして、素敵かつ、こゆーーいキャストを得て、企画の最初に話していた「看護師さんになりたい」と思う気持ちをかきたてられるドラマに仕上がりました。ぜひぜひ、お楽しみに。